【関西各駅探訪第975回】南海本線・水間鉄道貝塚駅

貝塚

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【急行も停車する水間鉄道の連絡駅】

南海本線、水間鉄道貝塚駅は大阪府貝塚市にある。南海本線と水間鉄道の連絡駅で、両社の駅は並んで配置されており、乗り換えは比較的便利である。電車は南海本線がデータイムに空港急行、普通が毎時4本の運転、平日朝ラッシュ時上り難波方面行きは7時台に急行5本、空港急行3本、区間急行1本、普通が7本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には急行3本、空港急行2本、区間急行2本、普通6本が運転されている。水間鉄道は終日ベースで毎時3本が運転されている。

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貝塚駅は1897年10月1日に南海鉄道堺〜佐野間開通とともに開業した。1933年4月25日には水間鉄道の貝塚南〜当駅間が開通し、貨物駅として営業を開始した。1934年1月20日から水間鉄道の旅客営業が開始された。1944年6月1日に戦時統合により近畿日本鉄道の駅となり、戦後1947年6月1日に南海電気鉄道の駅となった。1968年10月1日から特急通過駅となり、急行以下が停車する駅となった。1990年に南海の駅舎が橋上化され、水間鉄道と改札が個別になった。1993年には南海本線上りホームの待避線が設置された。

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南海本線ホームは2面4線で、ホーム有効長は21m級車両8両分ある。

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和歌山市方には渡り線があるが、定期列車では当駅で折り返す列車の設定はない。

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水間鉄道駅構内はホーム1面2線で、ホーム有効長は20m級車両2両分となっている。

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南海本線のホームの東側にあり、両線は並んで配置されているが、線路は繋がっていない。

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南海の改札は橋上駅舎内にあり、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。

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定期券売り場や特急券販売窓口なども設置されている。

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水間鉄道改札は地上にある。有人改札で、ICカード導入により、ICカードリーダーが設置されている。

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出口は2ヶ所で西口にロータリーが整備されている。

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駅前からは南海バスの路線バスが発着している。

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東口には駅周辺の道路は狭い。難波寄りに立体化された駐輪場の下にバス乗り場が設置されている。こちら側からは水間鉄道バスの路線が発着している。

貝塚(南海) 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 9,254 6,063 3,191 65.5%
2007年度 9,233 5,553 3,680 60.1%
対07年度比 100.2% 109.2% 86.7%  

南海本線貝塚駅の2017年度1日あたりの乗車人員は9,254人で、うち定期利用者は6,063人となっている。定期比率は65.5%で、定期利用者が7割を割っている。10年前の2007年度と比較すると全体で0.2%増、定期利用者は9.2%増、定期外利用者は13.3%減となっており、定期利用者は増えているが、定期外利用者は減っている。

貝塚(水間) 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 2,230 1,363 867 61.1%
2007年度 2,648 1,816 832 68.6%
対07年度比 84.2% 75.1% 104.2%  

水間鉄道貝塚駅の2017年度1日あたりの乗車人員は2,230人で、うち定期利用者は1,363人となっている。定期比率は61.1%で、定期利用者は6割強となっており、地方鉄道としては低い方と言える。10年前の2007年度と比較すると全体で15.8%減、定期利用者は24.9%減、定期外利用者は4.2%増となっている。

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