【関西各駅探訪第896回】近鉄大阪線長瀬駅

長瀬

【マグロで有名な近大の最寄駅】

近鉄大阪線長瀬駅は大阪府東大阪市にある。副駅名に近畿大学前が付けられており、マグロの養殖で有名になった近畿大学への最寄駅となっている。東大阪本部キャンパスがメインのため、学生の利用も多いが、ここではマグロの養殖は行われていない。近畿大学前と副駅名が付いているものの、駅から大学までは学園通りを徒歩10分ほど歩かなければならない。学園通りは通称親不孝通りと呼ばれており、大学に至るまでに飲食店や様々な遊興施設がある。当駅から西へ徒歩10分ほどの距離にはJRおおさか東線のJR長瀬駅がある。JR長瀬駅から近畿大学へは歩いて30分近くかかるため、長瀬駅とJR長瀬駅を間違えて利用するとかなり歩くことになるので、受験生などは注意が必要である。学生の利用が多いが、通常は普通のみが停車する。受験シーズンなどには急行や区間準急が臨時停車することもある。

データイムは普通が毎時5本運転されている。10~14分毎の運転で、待避などの関係で運転間隔は一定していない。平日朝ラッシュ時上り大阪上本町方面行き7時台と8時台には普通が毎時5本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台、19時台には普通が毎時5本運転されている。

長瀬

長瀬駅は1924年10月31日に大阪電気軌道八木線の駅として開業した。1941年3月15日に会社合併により関西急行鉄道の駅となった。1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となった。1949年には近畿大学が設立され最寄駅となった。

長瀬

駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。急行や区間準急が臨時停車することもあるが、いずれも最大編成両数は6両編成のため、6両編成以上の列車は停車できない。

長瀬

上下ホーム間には連絡通路はなく、個別に改札が設置されている。改札からホームへはスロープが設けられている。

長瀬

改札は上下ホームにそれぞれ設置されており、有人改札になっている。下り側改札が東改札になり、ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。近畿大学へと繋がっていく学園通りは東口駅前から続いている。

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西改札は上りホーム側にあり、ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。

長瀬

JRおおさか東線JR長瀬駅へは西改札からが近い。東西間は踏切を渡るか、連絡地下道を通るかになる。

長瀬

東口は駅周辺に商店街があり、近畿大学までの間は飲食店など学生向けの店舗が建ち並んでいる。

長瀬

まやびや通りと呼ばれる長瀬駅前商店街。

長瀬

西側は住宅地になっており、ここから徒歩10分ほどの距離にJR長瀬駅がある。

長瀬 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 15,967 11,380 4,587 71.3%
2007年度 15,908 12,016 3,892 75.5%
対07年度比 100.4% 94.7% 117.9%  

長瀬駅の2017年度1日あたりの乗車人員は15,967人で、うち定期利用者は11,380人となっている。定期比率は71.3%で、定期利用者が7割以上を占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で0.4%増、定期利用者は5.3%減、定期外利用者は17.9%増となっている。

  

鉄道コム

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