京阪13000系【2026年度版】支線用から本線用まで活躍する京阪最新通勤車を解説

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京阪13000系

1.概要

京阪13000系は、2012年に登場した京阪電鉄の通勤型車両である。2200系・2600系0番台・5000系の置き換えを目的として導入され、当初は交野線・宇治線向けの4両編成として登場した。その後、2014年からは本線用7両編成、2021年からは6両編成も投入されている。
2026年3月31日現在、4両編成は宇治線・交野線を中心に、6両・7両編成は京阪本線・中之島線などで運用されており、総勢146両を有する京阪最大勢力の系列となっている。

会社名 京阪電気鉄道
形式 13000系
使用線区 京阪本線・中之島線・交野線・宇治線
制御方式 IGBT素子VVVFインバータ1C2M
主電動機 かご形三相誘導電動機定格200kW
ブレーキ 全電気指令式回生ブレーキ優先電磁直通ブレーキ
台車 KW-77D・FS577
最高速度 110km/h
加速度 2.8km/h/s
減速度(通常) 4km/h/s
減速度(非常) 4.3km/h/s
製造初年 2012年
電気方式 直流1500V
軌間 1435mm
保安装置 K-ATS・京阪型速度照査ATS
座席定員 44(128) 先頭車
50(137) 中間車
車体 アルミ製
扉枚数・座席形状 18m級3扉ロングシート
所属 寝屋川車庫
編成 4両・7両
既存両数 164両
製造メーカー 川崎重工・川崎車両

2.製造

2012年に1次車の13001Fが登場し、同年7月までに4両編成5本が出揃った。これらはワンマン運転に対応しており、交野線・宇治線で運用されている。
2014年には本線用7両編成の13021Fが登場した。京阪本線向け7両編成の新製車は7200系以来19年ぶりであり、2次車以降は前照灯や室内灯のLED化が行われた。
2016年以降の増備車では、静音型ドア機構や機器改良が実施され、2018年度には7両編成2本が追加投入された。
2021年度には5000系置き換え用として6両編成(30番台)が導入された。防犯カメラやデジタルサイネージを装備し、京阪通勤車では初となるシングルアームパンタグラフを採用している。
2024年度以降は4両編成向けの6次車・7次車が増備され、組成変更に伴う中間車改番や転用も実施されている。

13000系編成表 4両編成 28両 製造年月 メーカ
←交野・宇治              枚方市・中書島→ 枚方市・中書島→
13000 13500 13650 13050
Mc T T Mc
13001 13501 13651 13051 2012年3月 川重
13002 13502 13652 13052 2012年5月 川重
13003 13503 13653 13053 2012年6月 川重
13004 13504 13654 13054 2012年6月 川重
13005 13505 13655 13055 2012年7月 川重
13006 13506 13656 13056 2014年3月 川重
13007 13507 13657 13057 2016年7月 川重
13000系編成表 4両編成 20両 製造年月 メーカ
←交野・宇治              枚方市・中書島→ 枚方市・中書島→
13000 13500 13650 13050
Mc T T Mc
13010 13510 13660 13060 2026年3月 川崎
13011 13511 13661 13061 2026年3月 川崎
13012 13512 13662 13062 2026年3月 川崎
13013 13513 13663 13063 2026年3月 川崎
13014 13514 13664 13064 2026年3月 川崎

3.編入車

3000系にプレミアムカーを組み込んだ際に余剰となった中間車は、本系列へ編入された。これらは13850形へ改番され、13021Fなどの7両編成に順次組み込まれている。
編入車は塗装変更やドアチャイム追加などの改造が行われたが、3000系時代のセミクロスシートを維持している点が特徴である。

13000系編成表 7両編成 42両          
←出町柳 中之島・淀屋橋→ 製造年月 メーカ
1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車
13000 13500 13700 13100 13550 13850 13050
Mc T T M T T Mc
13021 13521 13721 13171 13571 13871 13071 2014年4月 川重
13022 13522 13722 13172 13572 13872 13072 2014年7月 川重
13023 13523 13723 13173 13573 13873 13073 2016年7月 川重
13024 13524 13724 13174 13574 13874 13074 2016年9月 川重
13025 13525 13725 13175 13575 13875 13075 2017年3月 川重
13026 13526 13726 13176 13576 13876 13076 2018年4月 川重
13027 13527 13727 13177 13577 13877 13077 2018年5月 川重
※1 13871・13873・13874・13875・13876・13877は3000系からの編入車
※2 13771・13773・13774・13775・13776・13777は休車
13771 13772 13773 13774 13775 13776 13777 休車
13000系編成表 6両編成 14両          
←出町柳 中之島・淀屋橋→ 製造年月 メーカ
1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車
13000 13500 13700 13150 13550 13850 13050
Mc T T M T T Mc
13015 13615 13715 13165 13565 13865 13065 2026年6月 川崎
13016 13616 13716 13166 13566 13866 13066 2026年6月 川崎
※13865は3705からの改造車。13866は3706からの改造車

4.車体

車体はアルミ合金製セミダブルスキン構造を採用し、一部に摩擦攪拌接合(FSW)を採用している。外観は2代目3000系の「風流の今様」デザインを継承し、京阪一般車として初めて新塗装を採用した。
前面は円弧を取り入れた「スラッシュ・ムーン」と、角を強調した「ウェッジシェイプ」を組み合わせたデザインとなっている。
また、0番台・10番台の一部編成は増解結に対応しており、幌を装着することで編成間の通り抜けも可能となっている。

13000系編成表 4両編成 60両        
←出町柳 中之島・淀屋橋→ 製造年月 メーカ
1号車 2号車 3号車 4号車    
13030 13530 13730 13080    
Mc T T Mc    
13031 13531 13681 13081 2020年12月 川重
13032 13532 13682 13082 2021年1月 川重
13033 13533 13683 13083 2021年2月 川重
13034 13534 13684 13084 2021年3月 川重
13035 13535 13685 13085 2021年7月 川重
13036 13536 13686 13086 2021年9月 川重
13037 13537 13687 13087 2025年2月 川重
13038 13538 13688 13088 2025年2月 川重
13039 13539 13689 13089 2025年3月 川重
13040 13540 13690 13090 2025年3月 川重
13041 13541 13691 13091 2025年3月 川重
13042 13542 13692 13092 2025年3月 川重
13043 13543 13693 13093 2025年3月 川重
13044 13544 13694 13094 2025年4月 川重
13045 13545 13695 13095 2025年4月 川重
13731 13681 編成組み替えにより改番
13732 13682 編成組み替えにより改番
13733 13683 編成組み替えにより改番
13734 13684 編成組み替えにより改番
13735 13685 編成組み替えにより改番
13736 13686 編成組み替えにより改番

5.内装

車内は「京都らしさ」を意識したデザインとなっており、墨色を基調に萌黄色や橙色をアクセントとして使用している。座席はロングシートで、1人あたり470mm幅のバケットシートを採用した。
LCD式車内案内表示器、自動放送装置、車椅子スペース、転落防止幌、誘導鈴などを備え、バリアフリー性も向上している。さらに、京阪車両として初めて出入口床面にオレンジ色の視認ラインを採用した。
2014年以降の増備車ではドアチャイムやLED照明を採用し、2021年以降はデジタルサイネージも設置されている。

6.主要機器

制御装置にはIGBT素子を用いたVVVFインバータ制御を採用する。台車は空気ばね式で、4次車までは下枠交差型パンタグラフ、5次車以降はシングルアームパンタグラフを搭載している。
ATSは「K-ATS」に対応しており、安全性向上が図られている。また、2017年以降は全編成で前照灯のLED化が完了している。

7.運用

4両編成は宇治線・交野線を中心に運用されている。2025年増備車からは車側カメラなどが設置され、京阪本線や中之島線でワンマン運転を行うようになった。7両編成は京阪本線・鴨東線・中之島線で使用されており、臨時特急や代走特急に充当されることもある。

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