京阪7200系

7201F

京阪7200系は1995年に誕生した3扉ロングシートのVVVFインバータ車。7000系をベースにした車両だが、外観を始め、6000系、7000系とは一線を画す車両となっている。正面デザインは角ばっていた7000系とは異なり、丸みを帯びた形状となった。このデザインは後に登場する9000系や10000系や京津線の800系にも踏襲されている。GTO素子によるインバータ制御で、一つの制御器で4台のモーターを制御する1c4M方式を採用している。主電動機は定格200kWと強力な誘導電動機を使用している。車内は7000系からは一新され、車内情報装置の設置、側窓にはパワーウィンドウが設けられるなど、グレードの高い通勤型車両となっている。8両編成2本と7両編成1本が投入され、8両編成は4M4T、7両編成は3M4Tの編成となっている。8両編成は急行、準急を中心に運用され、特急、快速急行、深夜急行、通勤準急、区間急行、普通など幅広く運用されている。7両編成は準急、普通を中心に運用されている。

2015年2月に、7201Fの組成が変更されて、7203Fと同様の3M4Tの7両編成となった。中間車7301が抜かれるとともに、7951と7801の連結位置が入れ換えられて、7951は7901に、7801は7851に改番された。2016年11月には7202Fも7両編成化され、7200系の8両編成は消滅した。この組成変更により、中間車を抜いて5両編成で運用することはできなくなった。

京阪7200系車内

7両編成化の際に編成から抜かれた7301は、2016年に10101に改番され、9000系から抜かれた9601・9602とともに10001Fに組み込まれて、7両編成化された 。この時、7301は制御機器をGTOサイリスタ式のVVVFインバータからIGBT素子に素子よりVVVFインバータ制御に変更された。7302も9000系から抜かれた9603・9604とともに10000系の10002Fに組み込まれた。7302も7301と同様にIGBT素子によるVVVFインバータ制御に換装されている。