山陽電鉄本線平日朝ラッシュ時ダイヤ【2020年3月14日改正】

6011FS特急高砂

1.概要

山陽電鉄本線平日朝ラッシュ時ダイヤはピーク時間帯となる山陽須磨発7時30分から8時30分の間、12分サイクルに直通特急1本、S特急1本、普通1本が運転されている。1時間あたり16本の運転となっている。主力の直通特急と普通を軸に、直通特急を補完するS特急がピーク時間帯に運転されている。2020年3月20日ダイヤ改正では上りダイヤには特に大きな変化はなかったが、下り朝ラッシュ時に新たにS特急を3本新設した。霞ヶ丘まで普通、霞ヶ丘からS特急となる列車が新設された。播磨工業地帯への通勤輸送を目的とした列車で、霞ヶ丘から山陽明石までは通過運転するため、実質的に山陽明石から播磨方面への通勤輸送を担う列車となっている。

2．直通特急

5632F直通特急大阪梅田

直通特急は山陽姫路から阪神大阪梅田までの運転で、12分毎に運転されている。山陽姫路から元町までの停車駅は飾磨、白浜の宮、大塩、荒井、高砂、東二見、山陽明石、舞子公園、山陽垂水、滝の茶屋、山陽須磨、月見山、板宿、高速神戸、新開地、高速神戸、元町で、朝ラッシュ時間帯には白浜の宮、荒井、滝の茶屋に追加停車となる。白浜の宮には7時03分から8時49分までの間の列車が停車、荒井には7時12分から8時57分の間の列車が停車、滝の茶屋には5時37分から9時25分まで間の列車が停車する。白浜の宮、荒井への停車はどちらかというと駅近くの工場地帯への通勤利用が主体となっている。滝の茶屋は神戸や大阪方面への通勤通学利用が目的の停車となっているため停車時間帯が長くなっている。直通特急は大塩、東二見、山陽須磨で普通と緩急接続を行う。高砂では当駅始発のS特急と連絡する。山陽明石での緩急接続はない。直通特急は全て6両編成が使用されており、山陽車は5000系、5030系が運用され、一部6000系3両編成を2本繋げた列車も見られる。5000系、5030系はクロスシート車で、5000系は先頭車がロングシート化されている。5030系は阪神線内での混雑に対応するため、1-2配列の転換クロスシートが採用されている。6000系は全てロングシートになっている。阪神車は急行系車両6両編成が運用され、8000系を中心に、1000系、9000系、9300系も運用される。阪神車も9300系の中間車と8000系の一部編成の一部中間車が転換クロスシートになっている。

3．S特急

3074FS特急阪神神戸三宮

S特急は高砂始発で、阪神神戸三宮まで5本がピーク時間帯に12分毎に運転されている。停車駅は高砂から東二見までの各駅と藤江、山陽明石、霞ヶ丘、山陽垂水、滝の茶屋、山陽須磨、月見山、板宿、西代、高速長田、大開、新開地、高速神戸、元町。直通特急が停車する舞子公園は通過となっている。神戸高速鉄道内は各駅に停車しているが、西元町のみ通過となっている。このため、直通特急や阪神特急とは停車駅が異なる。山陽明石から山陽須磨までは後続の直通特急と4分間隔になっている。直通特急が停車する舞子公園を通過し、代わりに直通特急が停まらない霞ヶ丘に停車して4分続行を維持している。

3064FS特急高砂

2020年3月14日ダイヤ改正では下りS特急が3本新設された。運転区間は霞ヶ丘～高砂間で、霞ヶ丘までは普通で運転され、霞ヶ丘からS特急に変身する異色の列車となっている。

4．普通

6001F普通新開地

普通は山陽姫路から高速神戸、新開地へ12分毎に運転されている。普通は大塩、東二見で直通特急、藤江、霞ヶ丘、山陽須磨でS特急、直通特急の待避を行う。普通は3両もしくは4両編成で運転されており、3000系を中心に、5000系4両編成、6000系の3両編成、4両編成が運用されている。