【真言宗十八本山の一つ須磨寺への最寄駅】
山陽電鉄本線須磨寺駅は神戸市須磨区にある。普通のみが停車する駅で、かつては区間内各駅に停車する直通特急も停車していたが、現在は通過となっている。現在は普通と各駅に停車する阪神特急のみが停車する。電車はデータイムに阪神特急が毎時2本、普通が毎時2本の運転で、阪神特急は山陽須磨で当駅始発の普通と連絡している。平日朝ラッシュ時上り7時台には普通が5本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には普通が5本運転されている。
須磨寺駅は1910年(明治43年)3月15日に兵庫電気軌道が兵庫〜須磨間で開通した際に開業した。1927年(昭和2年)4月1日に宇治川電気により合併され、同社の駅となった。1928年(昭和3年)8月24日に下りホームを移設し、相対式ホームとなった。1933年(昭和8年)6月6日に宇治川電気の鉄道部門が分離され、山陽電気鉄道の駅となった。1947年(昭和22年)9月に折り返し線を撤去した。
1967年(昭和42年)10月にホームが延長された。1968年(昭和43年)4月7日に神戸高速鉄道開業により、阪神・阪急からの乗り入れ列車が停車するようになった。1992年(平成4年)3月18日に駅舎が改築された。1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災の影響で、当駅も一時営業を中止した。同年2月21日に東須磨〜当駅間復旧により、営業を再開した。同年4月9日に当駅〜山陽須磨間の運転が再開した。1998年(平成10年)2月15日に阪急からの列車の乗り入れがなくなった。2009年(平成21年)3月20日ダイヤ改正により、一部の直通特急(種別幕が黄色地に青文字の列車のみ)停車駅になった。2016年(平成28年)3月19日ダイヤ改正により、直通特急は再び全列車通過となった。
駅構内は地上ホーム2面2線でホーム有効長は阪神特急が停車するため、18m級車両6両分ある。
上下ホーム間には構内踏切が設置されている。
改札は1ヶ所で無人化されている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口は1ヶ所ずつで駅北側に出られる。駅舎はビルになっており、改札付近にはドラッグストアなどが入っている。
駅周辺の道路は狭く、北側は丘陵地になっているので、駅前には路線バスの乗り入れはない。北へ徒歩5分程の距離に須磨寺がある。
須磨寺 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 871 | 148 | 723 | 17.0% |
2008年度 | 932 | 128 | 803 | 13.8% |
対08年度比 | 93.5% | 115.2% | 90.0% |
須磨寺駅の2018年度1日あたりの乗車人員は871人で、うち定期利用者は148人となっている。定期比率は17.0%で定期利用者は少ない。10年前の2008年度と比較すると全体で6.5%減、定期利用者は15.2%増、定期外利用者は10.0%減となっている。