JR京都線データイムダイヤ【2023年3月18日改正】

225系I4新快速草津

1．概要

JR京都線データイムダイヤは、新快速が毎時4本15分毎、快速が毎時4本15分毎、普通が毎時8本で7～8分毎に運転されている。新快速は全てJR琵琶湖線、湖西線からの直通で、大阪からJR神戸線に入り姫路まで運転されている。快速も全てJR琵琶湖線からの直通でJR神戸線に直通している。普通は閑散期は全て高槻始発で、大阪からJR神戸線、JR宝塚線に直通している。午前中及び15時以降の普通は半数が京都発着で運転されている。特急は大阪から金沢・和倉温泉へ運転されるサンダーバードが毎時1～2本の運転で、関空特急はるかが毎時2本京都～関西空港間に運転されている。関空特急はるかはコロナ禍により運休していたが、2022年11月1日から全列車の運転が再開されている。

2．2023年3月18日ダイヤ改正

225系K1

2023年3月18日ダイヤ改正では、JR京都線内では大きな変化はなかった。2022年11月1日から関空特急はるかの運転が全列車再開されたので、通常ダイヤに戻っている。新快速のAシートが増備され、Aシート連結列車の運転時刻が変更された。大阪駅地下ホーム開業により関空特急はるかと特急くろしおの全てが大阪に停車となった。

3．特急

683系W35サンダーバード17号

特急は北陸特急のサンダーバードが毎時1～2本の運転で、大阪から山科の間を走り、山科から湖西線に入る。大阪～京都間は26～27分で運転されている。平日下りは大阪発9時台・10時台は2本が運転。11時台～14時台は毎時1本の運転。15時台は2本、16時台は1本が運転。平日上りは9時台に2本、10時台に1本、11時台に2本、12時台から16時台までは毎時1本の運転となっている。金土日の週末には一部時間帯で運転される列車がある。なお、コロナ禍の影響で運休している列車があるため、利用にはJR西日本ホームページなどを事前に確認しなければならない。

特急スーパーはくと9号

このほか、京都から鳥取、倉吉方面へ智頭急行経由で運転されるスーパーはくとが下りが京都発10時台から16時台に4本、上りが京都着9時台から16時台に4本運転されている。特急スーパーはくとは京都～大阪間を28分で走っている。

281系HA606関空特急はるか29号

関空特急はるかは長らくコロナ禍の影響で運休する列車が多かったが、2022年7月1日から毎時1本の運転に復帰し、2022年11月1日から通常運転に戻った。2023年3月18日ダイヤ改正で大阪駅地下ホーム開業により全列車が大阪駅停車となった。

4．新快速

223系W5新快速姫路

新快速は上り大阪発毎時00分、15分、30分、45分の毎時4本が15分毎に運転されている。下り京都発も同様に毎時00分、15分、30分、45分の運転となっている。この運転形態は国鉄からの伝統で、一時期スピードアップにより京都発は発車パターンが崩れていたが、ゆとりダイヤ以降もとに戻っている。

湖西線経由で敦賀まで1本、北陸線経由で近江塩津まで1本、野洲まで1本、草津まで1本が運転されている。2021年10月2日のダイヤ見直しで、毎時1本運転されていた長浜行きが米原行きに変更された。その米原行きが2022年3月12日ダイヤ改正で草津行きに変更されて現在のダイヤになっている。基本ダイヤはJJR京都線内では変わっていない。JR京都線内の停車駅は新大阪、高槻、京都で、大阪から高槻まで15分、京都まで28分で結んでいる。大阪～京都間の表定速度は91.7㎞/hとなっている。2006年3月ダイヤ改正でゆとりダイヤが導入されて現在の所要時間になった。それ以前は京阪間を27分で結んでいた。

途中普通との接続はなく、高槻駅でも先行する普通と連絡する形にはなっているが、ホームが異なるため、緩急接続体系はJR神戸線程便利なものではない。新快速は外側線を走行し、大阪～新大阪間でも新大阪駅構内配線改良により外側走行になった。2017年3月4日改正で、新快速は平日、土休日ともデータイムの列車は全て12両編成での運転となった。なお、2018年3月17日ダイヤ改正では、土休日ダイヤで、朝の時間帯に琵琶湖線新快速が増発され、10時台、11時台の下り大阪方面への湖西線直通新快速が増発ダイヤになり、大阪着10時台、11時台の新快速は1時間あたり5本の運転となった。

5．快速

223系J4編成快速網干

快速は2017年3月ダイヤ改正から新快速と等間隔ダイヤとなり、大阪発毎時08分、23分、38分、53分の運転となった。JR琵琶湖線米原から毎時2本、野洲から毎時2本が運転され、JR神戸線網干へ毎時2本、加古川へ毎時2本が運転されている。停車駅は新大阪、茨木、高槻以遠の各駅で、快速は全線内側線走行となっている。高槻で先行する普通と連絡する。高槻から京都までは各駅に停車し、同区間では普通の役割を果たしている。上下列車とも山崎～長岡京間で走行中の新快速に追い抜かれる。茨木まで14分、高槻まで20分で運転されており、競合する阪急特急よりも所要時間が短い。とはいえ、内側線を走行するため、新快速のような爆走をするわけではなく、普通の後追いもあるため、それほどスピードを出して走っているわけではない。快速は8両編成を基本に、6両、10両、12両の各編成が使用されている。

6．普通

207系S59普通宝塚

普通は閑散時間帯は全て高槻止まりで運転されている。平日は午前中上りが高槻発10時32分まで、下りが高槻発11時09分までが京都発着となっている。午後は下りが京都発15時17分から、上りが大阪発14時40分から京都行きが運転されている。2020年3月14日ダイヤ改正で、JR宝塚線の減量ダイヤにより新三田行きの普通が宝塚行きに変更された。普通は大阪と高槻で快速と連絡するが、高槻ではホームが異なることもあり、あまり考慮されていない。普通は207系、321系の7両編成が使用され、5号車は終日女性専用車となっている。普通の大阪～茨木の所要時間は16～17分で、高槻までは24～25分となっている。茨木までは競合する阪急特急とほぼ同等の所要時間となっている。岸辺、千里丘、JR総持寺、摂津富田などでも阪急とは競合しているが、阪急の普通しか停まらない駅ではJRが所要時間では優位に立っている。

7．各駅別

【京都】
新快速と快速が毎時4本ずつ運転されている。快速は途中新快速に追い抜かれるため、新大阪、大阪のみならず高槻までも新快速が先着するダイヤになっており、実質的に新快速のみが利用できるダイヤとなっている。このため、時間帯や時期によっては新快速は昼間でも混雑するようになり、終日12両編成化された。

【西大路～島本間の各駅】
高槻以遠各駅に停車する快速が毎時4本の運転となる。午前中早い時間帯と午後の遅い時間帯には普通も運転され本数が倍増される。快速は走行中に新快速に追い抜かれるため、大阪まで先着となるダイヤになっている。

【高槻】
新快速と快速が毎時4本ずつの運転で、これに普通が毎時8本運転されている。新快速、快速は全て大阪まで先着となり、普通も毎時4本は大阪まで先着となる。大阪までの先着列車は毎時12本となり、利便性はかなり高い。京都方面へは新快速と快速の運転のみで、京都までは新快速が先着となる。

【摂津富田・JR総持寺・千里丘～東淀川間の各駅】
普通のみ停車駅のため、普通が毎時8本の運転となる。高槻以東へは高槻で新快速、快速に乗り換えとなる。

【茨木】
快速が停車するため、快速が毎時4本と普通が毎時8本が運転されている。大阪方面へは全ての電車が大阪まで先着するダイヤになっており、快速以外にも来た電車に乗れば大阪まで先着するダイヤになっている。京都方面へは本数は大阪方面と同じだが、普通は全て高槻止まりで、京都までは快速のみの運転となる。快速は途中新快速に追い抜かれるため、京都へは高槻で新快速に乗り換えとなる。