JR神戸線(大阪~神戸間)路線ガイド

223系V6

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JR神戸線は大阪~神戸間33.1kmの東海道本線と神戸~姫路間54.8kmの山陽本線の愛称で、大阪~姫路間ではかなり定着している。ホームの案内放送などは全てJR神戸線を使用しており、東海道山陽線と言う言葉を聞くことがない。そのため国鉄時代に呼称されていた東海道山陽線と言う表現は地元ではあまり使われなくなっている。

尼崎、芦屋、三ノ宮、神戸、明石、西明石、加古川、姫路に停車する新快速、尼崎、西ノ宮、芦屋、住吉、六甲道、三ノ宮、元町、神戸、兵庫、須磨、垂水、舞子、明石以遠各駅に停まる快速と普通電車の3本立てを中心とした運転を行っている。普通電車は尼崎で系統分割しており、JR京都線~JR神戸線間をスルーする系統、JR京都線から運転され尼崎からJR宝塚線に入る系統、東西線から乗り入れて西明石まで運転される系統の3種類がある。この他大阪~尼崎間ではJR宝塚線の電車が乗り入れており、大阪~塚本信号所間では宮原運転所に入庫もしくは車内整備のために引き上げる優等列車も走っているので列車密度は相当高い。塚本信号所で合流する北方貨物線からは西へ向かう貨物列車が乗り入れてくる。優等列車は山陰へ向かうスーパーはくととはまかぜが運転されており、平日朝夜には通勤特急らくラクはりまが京都・新大阪〜網干間に運転されている。夜には夜行列車が運転されているが、今ではサンライズ瀬戸・出雲1往復が運転されるのみとなっている。

大阪駅ではJR京都線やJR宝塚線と直通し、JR大阪環状線と連絡している。この他、阪急、阪神、大阪メトロ各線の梅田と連絡している。新快速、快速は通常5、8番のりばから発着し、普通は6、7番のりばから発着している。北陸、山陰方面へ向かう長距離列車は3、4、9、10、11番のりばに発着している。また、尼崎からJR宝塚線に入る列車は、JR京都線に直通する普通電車を除いて、3、4、9、10番のりばから発着している。ラッシュ時の新快速、快速の一部は3、4、9、10番のりばから発着している。

大阪を出ると阪神高速の梅田ランプの下をくぐり、はるかやオーシャンアローなどが走る梅田貨物線をアンダーパスし、大阪環状線が左にカーブして離れて行く。右にカーブして左手から阪神高速空港線が近づいてきてそれと並行して新淀川を渡る。新淀川を渡ってすぐにホーム2面4線の塚本に着く。塚本では上下新快速と普通が並走する光景がよく見られる。塚本は普通のみの停車駅で、朝晩に運転されるJR宝塚線大阪行きの普通は外側線を走るため、塚本には停車しない。上下ともに有名な撮影地になっており、イベント列車が走る時には賑わう。

塚本を出ると宮原運転所へ向かう線路を分岐し、その先で北方貨物線と合流する。北方貨物線の向こう側には新大阪から同線に並行してきた山陽新幹線の姿も見え、右にカーブして離れて行く。阪神高速空港線が右にカーブしてオーバークロスして離れて行き、その先で左にカーブして地下から出てきた東西線を挟み3複線となって神崎川を渡って、兵庫県尼崎市に入り大規模なマンションが建ち並ぶのが見えると尼崎に着く。

尼崎は、東西線開業により尼崎は1番から8番のりばまである一大ジャンクションとなった。1番のりば、8番のりばはJR神戸線下り神戸方面の外側線が使用し、新快速はここに発着する。2番のりば、7番のりばは主に大阪駅発着のJR宝塚線電車が発着している。3、4、5、6番のりばはJR神戸線の内側線とJR神戸線、JR宝塚線のJR東西線直通電車が発着している。東西線電車とJR神戸線の快速、普通は同一ホームで接続を行っており、同時進入同時発車なども行っている。神戸方には内側線に引上げ線が1線あり、朝ラッシュ時には当駅止まりの電車がここで折り返している。尼崎周辺は再開発が進んで駅北側には高層マンションが建ち並び、ショッピングモールなどもできて、国鉄時代とは周囲の様相は一変している。

尼崎を出るとJR宝塚線がオーバークロスする。県道、産業道路などがオーバークロスして立花に着く。立花はホーム2面4線で、駅南側にはロータリがあり、西側を走る高架の産業道路上に尼崎市営バスのバス停もある。

立花を出ると盛り土になって武庫川を渡る。武庫川を渡って西宮市に入りすぐに甲子園口に着く。甲子園口は2面4線だが、下り外側線はホームに面しておらず、内側線の折り返し線がある。国鉄時代には同駅で折り返す電車が多かった。現在でも同駅で折り返す電車が数本あり、JR発足当初には甲子園で高校野球が開催されている期間中にナインドリーム甲子園と言う夜行列車を甲子園口に停泊させて全国各地から訪れる高校野球ファンの宿泊地の役割を果たしていたこともある。ただ、甲子園口から甲子園球場へはかなり離れており、阪神電車を利用するのが便利なこともあり、そのサービスは短命に終った。甲子園口から甲子園球場に行くには阪神バスを利用しなければならない。

甲子園口の先で名神高速と阪急今津線がオーバークロスし、2面4線と外側線に待避線がある西宮に着く。西宮は以前は西ノ宮になっていたが、2007年(平成19年)3月18日のダイヤ改正より西宮に変更された。また、2003年(平成15年)12月のダイヤ改正から快速が終日停車するようになった。西宮から阪神西宮まではだいたい1キロ弱の距離がある。阪急西宮北口とは直線距離で1キロぐらいになる。

西宮を出ると左手に阪神本線の背の高い高架線が見える。さくら夙川は2007年(平成19年)3月18日のダイヤ改正で新設された新しい駅である。構造的には甲南山手と同様で、内側線のみに1面2線のホームがある。この付近は3線が最も接近しており、阪急神戸線夙川、阪神本線香櫨園と競合関係にある。芦屋は新快速停車駅で、ホーム2面4線の他に、外側に通過線が上下線にある構造となっている。通常ここで新快速、快速と普通が緩急接続を行う。2003年(平成15年)12月のダイヤ改正から新快速が平日も終日停車するようになり、全ての新快速が芦屋に停車するようになった。芦屋は阪神芦屋と1キロほど、阪急芦屋川とは800mほど離れている。

芦屋を出ると天井川となっている芦屋川の下をくぐり、神戸市東灘区に入る。阪急神戸線が山の手の方で接近して甲南山手に着く。同駅は1996年(平成8年)10月に開業した新しい駅で、内側緩行線にのみホームがある。ホームから山の手を見ると阪急電車が走っているのが見える。このあたりはずっと山の手に阪急が並行しているが住宅地に阻まれてほとんど見えない。次の摂津本山は普通のみしか停まらない駅だが、阪急岡本と500mほどしか離れていないため阪急に脅威を与え、阪急は特急を岡本に停めるようになっている。阪急岡本の北側には甲南大学などがあり、学生の利用も多くなっている。

摂津本山を出ると阪急神戸線とは少し離れて走り、天井川の住吉川の下をくぐって左手から神戸新交通六甲ライナーの高架が並行すると住吉に着く。住吉は六甲ライナーとの連絡駅で、六甲アイランド方面への利便性を図るため、六甲ライナー開業時に快速が停車するようになった。阪神も六甲ライナーと連絡する魚崎に直通特急を停車させているが、当初はラッシュ時以外優等列車を停めていなかった為、六甲アイランドからの利用者がJRにかなり流れた。

住吉を出ると右にカーブして高架線を上がって行き、灘区に入り左にカーブして六甲道に着く。六甲道も快速停車駅で、阪急六甲と1km弱、阪神新在家と500m強ほど離れている。同駅も住吉同様JR発足後に快速が停車するようになっている。かつての快速は阪神間では芦屋にしか停まらなかったから現在の新快速よりも停車駅が少ない。六甲道を出ると右にカーブして高架線から下りて、左手に折り返し線が見えると東灘信号所である。かつてはここから神戸港へ貨物線が走っていたが、2003年(平成15年)末で廃止されている。かつてはここでデータイムの快速が外側線から内側線に転線していた。灘は王子公園への最寄り駅で阪急王子公園や阪神岩屋とも近い。王寺公園内にある王寺動物園にはパンダが来園して人気を博していた。灘駅にもそこら中にパンダが描かれていた。阪急は王子公園の目の前に駅があるので、行楽期には特急を臨時停車させたりしていたが、JRや阪神はそこまで力は入っていなかった。灘を出ると阪急神戸線と並行して高架線を走り、阪急春日野道を横目に見て新生田川を渡って神戸の市街地に入って三ノ宮に着く。

三ノ宮は新快速、快速はもちろん優等列車も停車する神戸の中心駅だが、2面4線の平凡な構造になっている。データイムは新快速と普通が接続するようにダイヤが組まれているが、遅延などがあれば普通が先に発車する。三ノ宮では阪急神戸線、阪神本線、神戸市営地下鉄山手線、神戸新交通システムポートライナーと連絡している。各線との乗換えはJRが一番便利な位置にあると言えるだろう。三ノ宮駅からサン地下を南へ歩いて行くと神戸市営地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅もある。山陽新幹線新神戸駅へは神戸市営地下鉄山手線で1駅で行ける。新神戸駅にはJR在来線が乗り入れていないので、地下鉄がアクセス路線として重要な役割を果たしているが、JRと神戸市営がもっと協力して、三ノ宮や神戸市内への連絡切符を発売するなどして有機的結合を行って欲しいところだ。なお、西ノ宮は他線や西宮市に合わせてノを外して西宮に改称したが、三ノ宮は他線のように三宮とせずノを入れたまま存続している。

三ノ宮を出ると阪急と直通している神戸高速東西線と並行して高架線を走り、それが地下に潜っていくところに元町がある。神戸高速東西線には元町はなく、JR元町の南側を走る阪神本線に阪神の元町がある。元町は2面4線で快速が停車する。元町を出ると左にカーブして、神戸駅の手前でさらに左にカーブする。このあたりは神戸市内を走る昔からの高架線のためカーブが多い。神戸は東海道線の終点だが、それは昔の話で、今は単なる中間駅に過ぎない。国鉄時代は新快速も通過するような駅だったが、現在は新快速も停車し、ハーバーランドなどができて結構賑わっている。3面6線の構造になっており、上り線は2面3線の構造になっている。朝ラッシュ時にはこれを利用して新快速が快速を同駅で追い抜いている。この快速が停まる1番線は由緒あるホームで、貴賓室も備える立派な造りとなっている。内側電車線には明石方に折り返し線があり、早朝深夜の普通電車の一部はここで折り返している。神戸駅の山手に神戸高速鉄道の高速神戸駅がある。

 

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