【関西各駅探訪第363回】〜JR神戸線須磨駅〜

【目の前に関西屈指の海水浴場須磨海岸が広がる】

須磨

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JR神戸線須磨駅は神戸市須磨区にある。大阪や神戸から近い須磨海岸への最寄駅で、駅の南側にはビーチが広がっている。快速停車駅で、一部の普通電車が当駅で折り返している。須磨駅は1888年11月1日に山陽鉄道の駅として開業した。1906年12月1日に国有化され、1909年10月12日から山陽本線の駅となった。

須磨

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1934年7月20日には吹田から当駅までの電化が完成し、電車の運転が始まった。1965年3月28日には鷹取〜西明石間の複々線化が完成し、須磨駅付近では列車線と電車線の複線が並列に配置される線路別複々線となった。1996年7月20日ダイヤ改正では、データイムで神戸発着だった普通を須磨発着に変更し、当駅始発の電車が設定された。須磨駅発着の普通は一旦消滅したものの、データイムダイヤの見直しにより、2018年現在はデータイムの普通の半数が須磨駅折り返しとなっている。

須磨

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須磨駅は電車線にのみホームがあり、列車線は通過線のみとなっている。電車線ホームは2面4線で、快速と普通が緩急接続できる構造になっている。国鉄時代は、電車線を走っていた新快速が当駅で普通を追い抜いていた。

須磨

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快速が停車するため、ホーム有効長は12両分ある。なお、平日朝ラッシュ時上り快速と土休日に2本されている列車線走行の快速は当駅を通過する。

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神戸方に渡り線があり、2・3番線で折り返し運転が可能になっている。

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改札は1ヶ所のみでICカード対応の自動改札機が設置される有人改札となっている。自動券売機やみどりの窓口、みどりの券売機も設置されている。

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出口は2ヶ所あり、北口がメインとなっている。北口には小さなロータリーがあり、タクシーが発着している。

須磨

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バスの乗り入れはなく、北側を走る国道2号線上にバス停があり、神戸市バスの路線が運行されている。

須磨

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国道2号線の北側には山陽須磨駅がある。

須磨

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南口は須磨海岸に面しており、目の前には須磨のビーチが広がっており、夏には海水浴に来る人で賑わう。

須磨駅の2016年度1日あたりの乗車人員は12,122人で、うち定期利用者は8,740人となっている。定期比率は72.1%でかなり高い。10年前の2006年度と比較すると全体で6%減、定期利用者は2.8%増、定期外利用者が大きく減って23%減となっている。

  

鉄道コム

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