1.概要
会社名 | 京福電気鉄道 |
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路線名 | 北野線 |
区間 | 北野白梅町~帷子ノ辻 |
営業キロ | 3.8km |
駅数 | 9駅 |
平均駅間距離 | 0.48km |
所要時分 | 11分 |
表定速度 | 20.8km/h |
軌間 | 1435mm |
電気方式 | 600V直流 |
線路 | 単線(北野白梅町~鳴滝) |
複線(鳴滝~常盤) | |
単線(常盤~帷子ノ辻) | |
保安方式 | ATS |
最高速度 | 40km/h |
最大編成両数 | 2両 |
嵐電北野線は嵐電嵐山本線の帷子ノ辻から北野白梅町に至る3.8kmの路線で、常盤~鳴滝間のみ複線で、他の区間は全て単線となっている。嵐山本線と同じ路面電車が走るが、北野線は全線専用軌道である。帷子ノ辻では嵐山本線と接続している。
駅番号 | 駅名 | 駅間キロ | 営業キロ | 所在地 |
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B9 | 北野白梅町 | – | 0km | 京都市北区 |
B8 | 等持院・立命館大学衣笠キャンパス前 | 0.7km | 0.7km | 京都市北区 |
B7 | 龍安寺 | 0.2km | 0.9km | 京都市右京区 |
B6 | 妙心寺 | 0.4km | 1.3km | 京都市右京区 |
B5 | 御室仁和寺 | 0.4km | 1.7km | 京都市右京区 |
B4 | 宇多野 | 0.4km | 2.1km | 京都市右京区 |
B3 | 鳴滝 | 0.5km | 2.6km | 京都市右京区 |
B2 | 常盤 | 0.3km | 2.9km | 京都市右京区 |
B1 | 撮影所前 | 0.6km | 3.5km | 京都市右京区 |
A8 | 帷子ノ辻 | 0.3km | 3.8km | 京都市右京区 |
2.歴史
京福電気鉄道北野線は京都電燈の路線として、1925年(大正14年)11月3日に北野~高雄口(現在の宇多野)間が開業した。1926年(大正15年)3月10日に高雄口~帷子ノ辻間が開業し、嵐山本線と繋がった。1930年(昭和5年)に鳴滝~常盤間が複線化された。1942年(昭和17年)3月2日に京都電燈から京福電気鉄道に譲渡され同社の路線となった。1943年(昭和18年)10月1日に白梅町駅が開業し、小松原駅は休止となった。1945年(昭和20年)6月4日に白梅町~等持院間の小松原駅が廃止された。1958年(昭和33年)7月に北野~白梅町間が廃止され、白梅町を北野白梅町に改称した。
1982年(昭和57年)1月9日からワンマン運転を開始した。2002年(平成14年)7月1日に均一運賃化(大人200円、子供100円)され、スルッとKANSAIを導入した。2007年(平成19年)3月19日に竜安寺道駅を龍安寺駅、御室駅を御室仁和寺駅、高雄口駅を宇多野駅に改称した。駅番号とラインカラーが正式に導入された。2008年(平成20年)4月1日から帷子ノ辻駅・北野白梅町駅で発車メロディを導入した。2011年(平成23年)4月1日からICカードPiTaPaと自社専用の「らんでんカード」を導入した。
2013年(平成25年)3月23日から嵐山本線と同時に交通系ICカードの全国相互利用を開始した。2016年(平成28年)4月1日に常盤~帷子ノ辻間に撮影所前駅が開業した。2020年(令和2年)3月20日に等持院駅を等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅に改称した。
3.路線ガイド
帷子ノ辻はホーム2面4線で、北野線電車は3番線、4番線からの発着となる。3番線は行き止まり式で、通常時は4番線を使用する。行楽シーズンには、帷子ノ辻から嵐山方面への直通運転が行われる。その際には線内折り返し電車は3番線を使用する。帷子ノ辻を出ると嵐山本線と分かれる。右手に東映京都撮影所を見て、JR嵯峨野線のガードをくぐり北上する。常盤は2面2線で、常盤から鳴滝までは複線となる。鳴滝は2面2線でここからまた単線に戻る。宇多野との間には嵐電桜のトンネルがあり、桜が咲く頃には多くの花見客と鉄道ファンが訪れて写真を撮っている。また、夜にはライトアップされた中、車内照明を消した電車が徐行運転を行い、夜桜見物ができるようにしている。
宇多野、妙心寺のみはホーム1面1線となっているが、この両駅は乗降ホームが分離されている。宇多野はかつては高雄口という駅名だった。これは2006年度より実施されている嵐電ブラッシュアッププロジェクトの一環で7駅の駅名が改称されたうちの1つである。宇多野の次の御室仁和寺もかつては御室だった。同駅は2面2線の対向式ホームとなっている。仁和寺への最寄駅であるため、2007年3月19日に現駅名に改称された。妙心寺の次の龍安寺も2007年3月19日に竜安寺道から改称された駅名である。龍安寺への最寄駅だが、駅からは結構離れている。
等持院・立命館大学衣笠キャンパス前は等持院への最寄駅で、こちらも少し離れているが、龍安寺ほどではない。立命館大学衣笠キャンパスにも近い駅だ。2020年3月20日に等持院から現在の駅名に改称された。北野白梅町は3面2線のターミナル構造で、駅全体が屋根に覆われている。北野白梅町から歩いて3分ほどのところに学門の神様北野天満宮がある。西大路通りに面しており、南へ下るとJR嵯峨野線の円町に出る。北へ上がっていくと金閣寺に行くことができる。