はんわライナーはJR阪和線で運転されていたホームライナーで、国鉄時代末期に設定されたホームライナーいずみがその前身となっている。1984年9月1日にホームライナーいずみとして運転を開始。当初は天王寺~日根野間の運転でくろしお用の381系の日根野電車区入区の間合い運用として運転された。回送電車の活用としては他のホームライナーと同様である。国鉄最後のダイヤ改正である1986年11月1日ダイヤ改正で運転区間が天王寺~和歌山間となり愛称名もはんわライナーとなった。以降増発が行われ、最大で朝の上りが3本、夜の下りが6本運転されていた。2000年以降特急への格上げなどで本数を減らしていった。2009年3月14日ダイヤ改正では土休日の運転が取り止めとなり、最後のダイヤとなる2010年3月13日のダイヤ改正現在では下り和歌山行きが4本、上り天王寺行きが3本の運転で上り天王寺行きの1本が熊取始発であった以外は全て天王寺~和歌山間の運転であった。車両は381系の原色のグリーン車なしのモノクラス編成が使用されていた。車両運用の都合でグリーン車組み込みのリニューアル車やスーパーくろしお編成なども運用されることがあり、その時はグリーン車も一般席として開放されていた。2011年3月12日のダイヤ改正で廃止となった。
最盛期には天王寺発21時41分のはんわライナー7号はスーパーくろしお編成が使用され、新大阪からの回送のため地上ホームから出発していた。