【北条鉄道終点は唯一の有人駅で加西市の中心駅】
北条鉄道北条町駅は兵庫県加西市にある。ほうじょうちょうではなく、ほうじょうまちと読む。北条鉄道の終点で、加西市の中心駅にもなっており、北条鉄道で唯一の有人駅となっている。車庫も併設しており、まさに北条鉄道の核を担う駅である。列車は概ね毎時1本の運転で、列車は基本単行運転だが、朝夕には2両編成で運転される列車もある。
北条町駅は1915年3月3日に播州鉄道の駅として開業した。1923年12月21日に播丹鉄道の駅となった。1943年6月1日に播丹鉄道の国有化により、国鉄北条線の駅となった。1985年3月31日に国鉄北条線は廃止となり、同年4月1日に第3セクター北条鉄道が発足し、同社の駅となった。2001年11月20日に新駅舎が完成し、100mほど南に移転した。
駅構内はホーム1面1線で、車庫に繋がる側線が1本ある。行き止まり式になっており、先端に駅舎がある。
改札は1ヶ所で、有人改札になっている。有人改札だが、車内での精算が基本となっており、窓口でのきっぷの販売が主体となっている。
駅ではレンタサイクルも取り扱っており、自転車を借りて加西市内を観光することができる。
駅舎は加西市観光案内所も併設されている。
駅の対面にはアスティアかさいのビルがあり、加西市図書館など公共施設が入居している。
駅の東側にはロータリーがあり、神姫バスや加西市コミュニティバスなどの路線バスの他に、中国ハイウェイバスなどの高速バスも発着している。