関西各駅探訪第102回~近鉄橿原線西ノ京駅~

【五重塔を望む古都の駅は特急停車駅に昇格】

西ノ京

西ノ京

近鉄橿原線西ノ京駅は奈良県奈良市にあり、唐招提寺、薬師寺への最寄駅となっている。かつては普通しか停まらない小駅だったが、2007年3月のダイヤ変更から土休日の急行が停車となり、2010年3月ダイヤ変更で土休日の特急が停車するようになった。2012年3月のダイヤ変更からは急行は終日停車となり、特急も平日停車の列車が運転されるようになった。

西ノ京駅は1921年(大正10年)4月1日に大阪電気軌道畝傍線西大寺(現在の大和西大寺)-郡山(現在の近鉄郡山間開通とともに開業した。1941年(昭和16年)3月15日に参宮急行電鉄との会社合併により、関西急行鉄道の駅となった。1944年(昭和19年)6月1日に会社合併により近畿日本鉄道の駅となった。1996年(平成8年)2月21日に地下駅舎化された。2007年(平成19年)3月24日にダイヤ変更で、土休日ダイヤの日中時間帯のみ急行が停車するようになった。同年4月1日からICカードPiTaPaの利用が可能になった。2010年(平成22年)3月20日ダイヤ変更で、土休日ダイヤの日中時間帯のみ一部の特急が停車するようになった。2012年(平成24年)3月20日ダイヤ変更で、特急と急行の停車時間帯を平日ダイヤの日中時間帯にも拡大した。

西ノ京

西ノ京

駅舎は地下にあり、改札は1ヶ所、出口は2ヶ所に分かれている。

西ノ京

西ノ京

出口は下り1番線側に東出口があり、こちら側にはタクシーの待機場などがあり、駅前は多少広くなっている。

西ノ京

西ノ京

上り2番線側には西出口があり、こちら側は道路が非常に狭いうえ、車通りも非常に多いため、駅から徒歩での移動は困難である。

西ノ京

西ノ京

駅から少し離れたところに奈良交通のバス乗り場がある。

西ノ京

西ノ京

駅構内は対向ホーム2面2線で、両ホームは地下道で結ばれており、地下に改札がある。1番線には薬師寺の石碑が建てられている。

西ノ京

西ノ京

駅近くには薬師寺五重塔と近鉄電車を絡めて撮影できるポイントがあるが、周辺の木々が成長して五重塔はあまり見えなくなっている。

西ノ京駅の2014年度の1日あたりの乗車人員は、4,008人となっている。うち定期利用者が2,369人で定期比率は59.1%である。10年前の2004年度の乗車人員は、4,209人で、それと比べて5%弱ほど減少している。定期利用者は、2,668人だったので、12%弱ほど減少しており、定期利用者の減少が大きい。定期外利用者は、特急、急行停車により増加傾向にあり、5%強増えている。

  

鉄道コム

コメント

タイトルとURLをコピーしました