【関西各駅探訪第1073回】近鉄南大阪線河堀口駅

河堀口

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【高架の阪和線を越えるため高々架となっている】

近鉄南大阪線河堀口駅は大阪市阿倍野区にある。”こぼれぐち”と読む難読駅名である。大阪阿部野橋から一駅目にあり、大阪阿部野橋を出ると高架の阪和線を越えるために阪和線よりも高い高架に上がるため、阪和線との交差直後にある当駅は非常に高い位置にある。普通のみが停車する。電車はデータイム毎時6本10分毎の運転で、平日朝ラッシュ時上り8時台は普通6本が運転。平日夕方ラッシュ時下り18時台には普通6本が運転されている。

河堀口

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河堀口駅は1923年10月16日に大阪鉄道の大阪天王寺(現在の大阪阿部野橋)〜針中野間に新設開業した。1943年2月1日に大阪鉄道が関西急行鉄道に合併され同社の駅となった。1944年6月1日には南海鉄道との合併により近畿日本鉄道の駅となった。1945年6月1日に営業を休止、1946年6月1日に営業を再開した。1987年12月6日に高架化が完成した。

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駅構内は高架ホーム2面2線でホーム有効長は21m級車両6両分ある。

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大阪阿部野橋方は地上にある大阪阿部野橋駅に向けて急勾配となっている。また橿原神宮前方は進路を南に変えるためカーブしている。

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ホームから改札がある3階コンコースへはエレベーターが設置されている。

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上下エスカレーターも上下ホームとも設置されている。

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改札は地上3階部にある。有人改札でICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

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自動券売機が設置されており、有人改札になっているが、特急券、定期券の販売は行われていない。

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出口は1ヶ所で駅西側に出られる。改札が高い位置にあるため、階段は長く、エスカレーターが設置されている。改札から地上へはエレベーターも設置されている。

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駅を出ると目の前を阪和線の古い高架が走っており、これを南大阪線が跨いでいるのが見える。阪和線沿いを南下すると美章園駅がある。

河堀口 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 1,554 937 617 60.3%
2007年度 1,395 795 600 57.0%
対07年度比 111.4% 117.9% 102.8%  

河堀口駅の2017年度1日あたりの乗車人員は1,554人で、うち定期利用者は937人となっている。定期比率は60.3%で、定期利用者が6割を超えている。10年前の2007年度と比較すると全体で11.4%増、定期利用者は17.9%増、定期外利用者は2.8%増となっている。

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