【関西各駅探訪第1503回】南海高野線下古沢駅

下古沢

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【上古沢駅土砂崩れの影響で行き違い設備が復活】

南海高野線下古沢駅は和歌山県伊都郡九度山町にある。橋本以南各駅に停車する快速急行、急行が停車する。電車はデータイム閑散時間帯は毎時1本の運転で、朝夕には毎時2本の運転となっている。橋本~極楽橋間の折り返し電車が主体で、難波まで直通する快速急行、急行の運転は少なくなっている。

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下古沢駅は1928年(昭和3年)6月18日に高野山電気鉄道が高野下~神谷(現在の紀伊神谷)間開通とともに開業した。1947年(昭和22年)3月15日に社名変更により、南海電気鉄道の駅となった。2000年(平成12年)10月に駅業務を子会社の南海ビルサービスに委託された。2002年(平成14年)11月12日に交換設備が撤去され、棒線駅となった。2007年(平成19年)10月にこうや花鉄道プロジェクトの一環として、下りホーム跡に花屏風が整備された。2009年(平成21年)2月6日に紀伊清水駅、学文路駅、九度山駅、高野下駅、上古沢駅、紀伊細川駅、紀伊神谷駅、極楽橋駅、高野山駅、紀ノ川橋梁、丹生川橋梁、鋼索線とともに近代化産業遺産(高野山参詣関連遺産)に指定された。2017年(平成29年)10月22日に台風21号の影響により上古沢駅構内で道床流出が発生し、高野下~極楽橋間が運転見合わせとなった。橋本~高野山間でバス代行輸送を実施。2018年(平成30年)2月28日に上古沢駅構内における線路故障から早期再開するため、上古沢駅の行き違い機能を当駅に移設することが発表された。同年3月31日に線路故障の復旧工事が完了し、始発から高野下~極楽橋間の運転を再開した。列車行き違い機能を上古沢駅から当駅に移設し、約15年ぶりに旧下りホームと駅員配置が復活した。

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駅構内は地上ホーム2面2線で、ホーム有効長は16m級車両4両分ある。

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上下ホーム間には構内踏切が設置されている。

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改札は1ヵ所で無人化されていたが、行き違い設備復活により有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動券売機が設置されている。

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出口は1ヵ所で、駅北側に出られる。

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