【関西各駅探訪第1453回】京阪京津線上栄町駅

上栄町

上栄町

【大津市街地への入口は歴史を感じさせる街並みが広がる】

京阪京津線上栄町駅は滋賀県大津市にある。大津市内の併用軌道の手前にある駅で、当駅の先から併用軌道に入る。電車はデータイムに毎時3本の運転で、平日朝ラッシュ時7時台には5本が運転。平日夕方ラッシュ時18時台には4本が運転されている。
上栄町駅は1912年(大正元年)8月15日に京津電気軌道 三条大橋〜札ノ辻間開通時に、長等公園下駅として開業した。1925年(大正14年)2月1日に会社合併により京阪電気鉄道京津線の駅となった。同年5月5日に札ノ辻〜浜大津間が延伸された。1943年(昭和18年)10月1日に会社合併により京阪神急行電鉄の駅となった。同年11月10日に石山坂本線の大橋堀駅、紺屋関駅とともに長等公園下駅が廃止された。1946年(昭和21年)1月1日に長等公園下駅が復活した。1948年(昭和23年)10月15日に下り線の使用を中止した。1949年(昭和24年)3月1日に下り線の使用を再開した。同年12月1日に京阪神急行電鉄から分離され、再び京阪電気鉄道の駅となった。1959年(昭和34年)3月1日に上栄町駅に改称され、急行停車駅となった。1997年(平成9年)に京津線の4両化に伴い、ホームが延長され、改札機、精算機、券売機が設置された。2007年(平成19年)4月1日にICカードが利用できるようになった。

上栄町

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駅構内は地上ホーム2面2線で、上下ホームが踏切を挟んで千鳥配置されている。

上栄町

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ホーム有効長は16m級車両4両分ある。

上栄町

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改札は各ホーム1ヶ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

上栄町

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駅西側は逢坂山に繋がる丘陵地になっており、駅も高台にある。大津市街地に向けて南東に下って行くとJR琵琶湖線大津駅がある。

上栄町 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 710 296 414 41.7%
2007年度 874 294 580 33.6%
対07年度比 81.2% 100.7% 71.3%  

上栄町駅の2017年度1日あたりの乗車人員は710人で、うち定期利用者は296人となっている。定期比率は41.7%で、定期利用者は50%を割っており、定期外利用者が多い。京津線では追分と同じぐらいの数字で、最も利用が少ない大谷駅に次いで乗車人員は少ない。10年前の2007年度と比較すると全体で18.8%減、定期利用者は0.7%増、定期外利用者は28.7%減となっている。

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