【関西各駅探訪第21回】阪急宝塚本線中山観音駅

中山観音

【安産祈願で有名な中山観音への最寄駅】

1.中山観音駅概要

中山観音駅は阪急宝塚本線の駅で、1910年3月10日の箕面有馬電気軌道開通とともに中山寺駅として開業した。のちに中山駅となり、2013年12月21日に現駅名の中山観音駅に改称された。急行停車駅で、かつて運転されていた特急は通過していたが、臨時特急は停車していた。

2.中山観音駅周辺

中山寺(中山観音)は駅の北側すぐにある。また、南東方に徒歩10分ほどの距離にJR宝塚線中山寺駅がある。急行停車駅だが、急行は豊中以遠各駅に停まるので、同駅近辺では実質的には各駅停車である。

中山観音

 3.駅構内

対向ホーム2面2線で、改札は駅の地下にあり、上りホーム宝塚寄りには地上改札もある。

中山観音

中山観音

中山観音

北改札は無人化されており、ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。上りホーム側にあり、ホームへはスロープが設置されバリアフリーに対応している。

中山観音

中山観音

南改札は地下にあり、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

中山観音

中山観音

ホームから改札がある地下へはエレベータ、エスカレータが設置されている。

4.バス路線

阪急バスが乗り入れている。中山台ニュータウン方面へは朝ラッシュ時10分毎、データイム60分毎、夕方ラッシュ時15分毎の運行となっている。宝塚市立病院方面へは毎時1本の運行、阪急逆瀬川駅方面へは2時間に1本の割合で運行されている。

5.乗降者数

利用状況は2015年度宝塚市統計のデータで乗車人員は6,411人/日、うち定期利用が3,181人/日となっている。10年前の2005年度のデータでは乗車人員が6,360人/日、うち定期利用が2,872人/日だった。少子高齢化、景気低迷、阪神淡路大震災後の関西地区経済の長期低迷など利用者減の理由は様々だが、並行するJR宝塚線の影響も受けていると思われる。JR宝塚線は2005年の福知山線事故により一旦は阪急への利用者回帰の傾向も見られるが、利用者は中山観音よりもJR中山寺の方が多くなっている。快速の停車によりJRの方がゆとりダイヤを実施しても速いのでJRを選択する人が多いようだ。とりわけラッシュ時間帯などの所要時分の差は相変わらず大きい。

6.ダイヤ

中山観音

データイムは梅田~宝塚間の急行が10分毎に運転されている。十三~豊中間の各駅へは雲雀丘花屋敷で普通に乗り換えとなる。朝ラッシュ時は通勤急行、準急が概ね16分毎、これに加えて普通も数本運転されている。夕方ラッシュ時はデータイムと同様に急行が10分毎の運転となる。深夜時間帯は12分毎となり、最終電車は下り宝塚方面が梅田発23時48分の急行宝塚行き、上り梅田方面が中山観音発23時52分の普通梅田行き、普通池田行きが中山観音発0時00分、普通雲雀丘花屋敷行きが中山観音発23時31分となる。

  

鉄道コム

タイトルとURLをコピーしました