【生駒山を見上げれば近鉄奈良線の姿も見える】
近鉄けいはんな線新石切駅は大阪府東大阪市にある。近鉄奈良線石切駅が生駒トンネル手前の山深いところにあるのに対して、新石切駅を平地に駅を構えており、けいはんな線は高度を上げずにそのまま新生駒トンネルに入る。電車は普通のみの運転で、データイムに8本が運転。平日朝ラッシュ時上りコスモスクエア方面行き7時台に14本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台に12本が運転されている。
新石切駅は1986年10月1日に近鉄東大阪線長田~生駒間開通とともに開業した。2006年3月27日に生駒~学研奈良登美ヶ丘間延伸により路線名が東大阪線からけいはんな線に改称されて同線の駅となった。2007年4月1日からPITAPAなどICカードの利用が可能になった。
駅構内は高架ホーム2面3線で、上下線に加えて中線が設置されている。ホーム有効長は18m級車両6両分ある。
中線は両側をホームに挟まれているが、生駒方面行きホーム側は柵で仕切られている。現状2番線での客扱いは行われていない。
生駒方の生駒山中腹を望むと近鉄奈良線が走る姿を見ることができる。画像の右上付近にビスタカーの姿が見えている。
ホームから改札がある2階コンコースへはエレベータが設置されている。
改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口は6ヶ所あり、西側に2ヶ所、東側に4ヶ所ある。1号出口と2号出口が西側にあり、1号出口は国道308号線の北側にある。
2号出口は国道308号線の南側にある。
3号出口から6号出口までは東側にあり、3号出口は新石切駅前交差点の北西側にある。
4号出口は東山交差点の南西側にあり、銀行や飲食店などがある。
5号出口は新石切駅前交差点の北東側にある。
6号出口は東山交差点の南東側にある。
東側の高架下には近鉄バスのバス停があり、JR学研都市線沿線や近鉄奈良線沿線方面への路線が運行されている。
高架下には駐輪場も整備されている。
新石切 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 9,202 | 4,692 | 4,510 | 51.0% |
2008年度 | 9,005 | 5,682 | 3,323 | 63.1% |
対08年度比 | 102.2% | 82.6% | 135.7% |
新石切駅の2018年度1日あたりの乗車人員は9,202人で、うち定期利用者は4,692人となっている。定期比率は51.0%で、定期利用者が5割強となっている。10年前の2008年度と比較すると全体で2.2%増、定期利用者は17.4%減、定期外利用者は35.7%増となっており、定期利用者は減少しているが、それ以上に定期外利用者が増加している。