関西各駅探訪第131回~南海高野線高野下駅~

【タイムトリップしたようなレトロな駅舎にレトロな駅名表示が出迎えてくれる】

高野下

高野下

南海高野線高野下駅は、和歌山県伊都郡九度山町にある。高野山の北側に位置しており、ここから急曲線、急勾配を上がり極楽橋へと向かう。高野下駅は1925年(大正14年)7月30日に南海鉄道が九度山駅から路線延伸した際に高野山駅として開業させた。同年9月11日に高野下駅に改称した。1928年(昭和3年)6月18日に高野山電気鉄道が当駅〜神谷(現在の紀伊神谷駅)間に開業し、接続駅となった。1932年(昭和7年)4月28日から高野山電気鉄道と南海鉄道高野線の直通運転を開始した。1944年(昭和19年)6月1日に会社合併により近畿日本鉄道と高野山電気鉄道の駅となった。1947年(昭和22年)3月15日に高野山電気鉄道が南海電気鉄道に社名を変更した。同年6月1日に会社分離により旧南海鉄道の路線譲渡により、南海電気鉄道単独の駅となった。2009年(平成21年)
2月6日に紀伊清水駅、学文路駅、九度山駅、下古沢駅、上古沢駅、紀伊細川駅、紀伊神谷駅、極楽橋駅、高野山駅、紀ノ川橋梁、丹生川橋梁、鋼索線とともに近代化産業遺産に指定された。同年3月に2番線ホーム線路際に花屏風を設置した。2013年(平成25年)4月1日に終日駅係員無配置となった。2019年(令和元年)11月2日に駅舎ホテルNIPPONIA HOTEL 高野山参詣鉄道 Operated by KIRINJIが開業した。

高野下

高野下

高野下駅は1面2線で、駅舎は構内踏切を渡って東側にある。

高野下

高野下

改札は1ヶ所で、ICカード対応の自動改札が設置されている。

高野下

高野下

駅舎は非常に古く、歴史を感じさせる。駅名板は下野高と右から書かれており、年代物とわかる。

高野下

高野下

駅前には不動谷川が流れており、それを渡ると国道370号線が走っている。古びた街並みがある以外は特に何もなく店舗なども見当たらない。

高野下

高野下

ホーム上には、線路や車両の部品などがガラスケースの中に展示されている。

高野下

高野下

橋本以南の各駅と同様にこうや花鉄道の駅名板が設置されている高野下駅。

高野下

高野下

昼間と夜間には高野下止まりの電車も設定されている。かつては難波から直通の高野下行き急行があったが、2015年12月5日ダイヤ改正でなくなった。

  

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