【関西各駅探訪第732回】南海本線孝子駅

孝子

【阪和間にある孝子峠越えを控える山間の小駅】

南海本線孝子駅は、大阪府泉南郡岬町にある。南海本線で大阪府最南端の駅で、和歌山との府県境にあるため、利用者も少なく、南海本線で一番利用者が少ない駅である。区間急行と普通が停車する。昼間時は普通のみの運転で、毎時4本、15分毎の運転となっている。平日朝ラッシュ時上りは6時台に区間急行3本、普通1本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下りは、18時台に区間急行1本、普通2本、19時台に区間急行2本、普通1本が運転されている。孝子駅は1910年に臨時駅として開業した。1915年4月11日に常設駅に格上げされた。

孝子

駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。

孝子

駅舎は上りホーム側にあり、下りホームからは構内踏切を通らなければならない。

孝子

改札は1ヶ所で無人化されている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

孝子

出口は1ヶ所で、駅前には府道752号線が走っている。駅近くには岬町のコミュニティバスミニループバスみさきのバス停がある。

孝子

駅の北側にはJA大阪泉州孝子支店や岬の歴史館などがあるが、両側を山で挟まれる狭隘な地とあって、民家もパラパラと点在する程度で、付近を走る車の音以外は静かなものである。

孝子 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 55 31 24 56.4%
2006年度 121 78 43 64.5%
対06年度比 45.5% 39.7% 55.8%  

孝子駅の2016年度1日あたりの乗車人員は55人で、うち定期利用者は31人となっている。定期比率は56.4%で、6割を切る数値となっており、必ずしも定期比率が高いわけではない。10年前の2006年度と比較すると全体で54.5%減、定期利用者は60.3%減、定期外利用者は44.2%減となっており、5割以下に落ち込んでいる。

  

鉄道コム

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