【阪和間にある孝子峠越えを控える山間の小駅】
南海本線孝子駅は、大阪府泉南郡岬町にある。南海本線で大阪府最南端の駅で、和歌山との府県境にあるため、利用者も少なく、南海本線で一番利用者が少ない駅である。区間急行と普通が停車する。昼間時は普通のみの運転で、毎時4本、15分毎の運転となっている。平日朝ラッシュ時上りは6時台に区間急行3本、普通1本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下りは、18時台に区間急行1本、普通2本、19時台に区間急行2本、普通1本が運転されている。孝子駅は1910年に臨時駅として開業した。1915年4月11日に常設駅に格上げされた。
駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。
駅舎は上りホーム側にあり、下りホームからは構内踏切を通らなければならない。
改札は1ヶ所で無人化されている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
出口は1ヶ所で、駅前には府道752号線が走っている。駅近くには岬町のコミュニティバスミニループバスみさきのバス停がある。
駅の北側にはJA大阪泉州孝子支店や岬の歴史館などがあるが、両側を山で挟まれる狭隘な地とあって、民家もパラパラと点在する程度で、付近を走る車の音以外は静かなものである。
孝子 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 55 | 31 | 24 | 56.4% |
2006年度 | 121 | 78 | 43 | 64.5% |
対06年度比 | 45.5% | 39.7% | 55.8% |
孝子駅の2016年度1日あたりの乗車人員は55人で、うち定期利用者は31人となっている。定期比率は56.4%で、6割を切る数値となっており、必ずしも定期比率が高いわけではない。10年前の2006年度と比較すると全体で54.5%減、定期利用者は60.3%減、定期外利用者は44.2%減となっており、5割以下に落ち込んでいる。