【明石海峡を望む山陽電鉄との競合駅】
JR神戸線塩屋駅は神戸市垂水区にある。普通のみが停車する駅で、兵庫以西の複々線区間に駅があるため、電車線のみにホームがある。山陽電鉄本線の山陽塩屋駅に隣接しており、競合駅の一つとなっている。南側には須磨海岸が広がっており、風光明媚な景色が展開される。電車はデータイム普通が毎時4本運転されている。以前は毎時8本が西明石まで運転されていたが、須磨折り返しの普通が増加して毎時4本の運転となっている。平日朝ラッシュ時上り7時台には13本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には普通が8本運転されている。塩屋駅は1896年7月1日に山陽鉄道塩屋仮停車場として須磨~垂水間に新設された。1906年12月1日に山陽鉄道が国有化されて、同時に駅に昇格して塩屋駅となった。1909年10月12日に線名が制定され山陽本線の駅となった。1934年9月20日に須磨~明石間が電化されて電車の運転が開始された。1965年3月28日に鷹取~西明石間複々線化により、当駅も複々線区間の駅となった。JR発足後1988年3月13日に路線愛称名制定によりJR神戸線の駅となった。1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災により営業を休止。同月23日に須磨~西明石間の復旧により営業を再開した。2003年11月1日からICカードの利用が可能になった。2008年3月15日に神戸市内の駅としては初めて業務委託駅となった。2012年8月6日に駅構内にエレベータが設置された。
駅構内はホーム2面4線で、列車線にはホームはなく、電車線のみにホームがある。ホーム有効長は20m級車両8両分ある。
改札は橋上駅舎内にあり、ホームから橋上駅舎へはエレベータが設置されている。
改札は有人でICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
みどりの窓口、みどりの券売機も設置されている。
出口は2ヶ所で、南口がメインとなっている。
南口も北口も駅前は狭く、南口は駅前を国道2号線が走っているため、南側へは陸橋を渡る必要がある。
北口は山陽塩屋駅に隣接しており、駅周辺は非常に狭く、車が1台通れるかどうかといった道路になっている。北側の丘陵地には住宅地が広がっている。
塩屋 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 6,794 | 4,601 | 2,193 | 67.7% |
2007年度 | 6,884 | 4,597 | 2,287 | 66.8% |
対07年度比 | 98.7% | 100.1% | 95.9% |
塩屋駅の2017年度1日あたりの乗車人員は6,794人で、うち定期利用者は4,601人となっている。定期比率は67.7%で、定期利用者が7割近くを占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で1.3%減、定期利用者は0.1%増、定期外利用者は4.1%減となっており、定期外利用者が減少している。