【関西各駅探訪第613回】南海本線、加太線紀ノ川駅

紀ノ川

【近くに紀ノ川が流れる加太線分岐の駅】

南海本線、南海加太線紀ノ川駅は和歌山県和歌山市にある。本線の普通と加太線普通のみが停車する。加太線普通は全て和歌山市に直通するため、当駅から和歌山市駅までは、本線普通と加太線普通を利用することができる。優等列車が停まらないため、加太線への連絡は、当駅から和歌山市までの重複乗車が認められている。紀ノ川駅は1898年10月22日に南海鉄道が尾崎から延伸し、当駅の前身となる和歌山北口駅が開業した。1903年3月21日に紀ノ川橋梁が完成し、和歌山市駅までの線路が開通。これにより、和歌山北口駅は廃止され、現在の紀ノ川駅が設置された。1944年10月1日に松江線の当駅〜東松江間が開業した。当時は貨物輸送のみで、松江線の旅客営業は1950年7月25日からとなった。

紀ノ川

駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両6両分となっている。

紀ノ川

ホームは本線と加太線が共用になっていて、加太線は当駅の難波寄りにある分岐点で分かれる。

紀ノ川

加太線は単線だが、駅手前で本線上下線に合流できるよう線路が分岐している。

紀ノ川

上下ホーム間には陸橋が設けられているが、エレベータの設置はない。

紀ノ川

改札は1ヶ所で、下り和歌山市方面行きホーム側にある。有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

紀ノ川

出口も1ヶ所で、駅北側にのみ出られる。駅周辺は商店や住宅が建ち並んでおり、道路は狭い。ロータリーなどはなく、バス路線の乗り入れはない。

  

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