【関西各駅探訪第564回】近江鉄道八日市線新八日市駅

新八日市

【八日市鉄道本社だった立派な駅舎を持つ】

近江鉄道八日市線新八日市駅は滋賀県東近江市にある。八日市駅の手前にある駅で、大正時代に建てられたレトロな洋風駅舎が特徴の駅だ。

新八日市

新八日市駅は1913年12月29日に湖南鉄道の八日市口駅として開業した。1919年7月1日に現駅名の新八日市に改称された。1927年5月15日に琵琶湖鉄道汽船に合併、1929年4月1日には八日市鉄道に合併され、同社の駅となった。1930年10月1日に当駅から飛行場までの線路が開業した。1944年3月1日には近江鉄道と合併し、同社の駅となった。1946年1月1日には当駅から八日市までの線路が開通した。1948年8月1日には当駅から御園(飛行場)までの線路の営業を休止。1964年9月25日に御園までの線路が廃止となった。

新八日市

駅構内は対向式ホーム2面2線で、かつては分岐駅だったため駅構内は広い。

新八日市

上下ホームは構内踏切で結ばれており、出口は1ヶ所のみとなっている。

新八日市

改札は無人化されており、後ろ乗り、前降りの車内精算としている。

新八日市

駅舎内には待合室もあり、大正時代に造られたレトロ感ある味わいのある木造駅舎となっている。

新八日市

駅前は広く取られており、タクシーや自家用車が乗り入れできるが、バスの乗り入れはない。

新八日市

駅前には駐輪場が設置されている。

新八日市駅の2016年度1日あたりの乗車人員は503人で、うち定期利用者は429人となっている。定期比率は85.3%と8割以上が定期利用者が占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で16.1%増、定期利用者は26.6%増となっているが、定期外利用者は21.7%減となっている。

  

鉄道コム

タイトルとURLをコピーしました