【関西各駅探訪第998回】南海高野線千早口駅

千早口

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【千早赤阪村からはかなり遠い千早口】

南海高野線千早口駅は大阪府河内長野市にある。千早口という駅名のため大阪府唯一の村である千早赤坂村に近いイメージだが、駅から千早赤阪村の入口まで5kmほどある。特急、快速急行は通過し、急行以下の電車が停車する。千早赤阪村に至る南河内グリーンロードがある以外は山間部に集落が点在するだけで、駅周辺は大阪府とは思えない風景が展開されている。電車はデータイムに急行2本、区間急行1本が運転されている。区間急行が2本、急行が1本となる時間帯もあるが、毎時3本が運転されている。運転間隔は等間隔になっておらず10・20・30分の間隔になっている。平日朝ラッシュ時上り7時台には急行が5本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には急行が5本運転されている。千早口駅は1915年3月11日に高野登山鉄道三日市町~橋本間延伸とともに開業した。同年4月30日に大阪高野鉄道の駅となった。1922年9月6日に南海鉄道の駅となった。1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となり、1947年6月1日に南海電気鉄道の駅となった。1983年6月5日に当駅から天見までの複線化が完成した。1984年3月6日には当駅から三日市町までの複線化が完成した。

千早口

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駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両8両分ある。

千早口

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上下ホーム間には地下道があるが、エレベーターの設置はなく、バリアフリーには対応していない。

千早口

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上り難波方面行きホームにはスロープがあり、上りホームに関しては簡易的にバリアフリーに対応している。

千早口

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改札は1ヶ所で上り線側にある。無人化されており、ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。

千早口

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出口も1ヶ所で駅西側に出られる。駅前はローカルな雰囲気が漂っている。

千早口

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駅前には昔ながらのよろずやのような何でも売っている店舗があるだけで後は民家があるだけである。

千早口 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 117 68 49 58.1%
2007年度 181 107 74 59.1%
対07年度比 64.6% 63.6% 66.2%  

千早口駅の2017年度1日あたりの乗車人員は117人で、うち定期利用者は68人となっている。定期比率は58.1%で、山間部の小駅の割には定期利用者が6割を切っている。10年前の2007年度と比較すると全体で35.4%減、定期利用者は36.4%減、定期外利用者は33.8%減となっており、軒並み30%以上減となっている。

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