【関西各駅探訪第731回】JR山陰本線佐津駅

佐津

【日本海に近く夏には海水浴場で賑わう】

JR山陰本線佐津駅は兵庫県美方郡香美町にある。快速と普通のみが停車する駅で、冬場のカニのシーズンになるとカニ化にはまかぜや特急はまかぜが臨時停車する。普通列車はほぼ毎時1本の割合で運転されている。佐津駅は1911年10月25日に国有鉄道播但線の駅として開業した。1912年3月1日に山陰本線の駅となった。1971年10月1日に貨物の取扱が廃止され、1984年10月1日に無人化された。

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駅構内は島式ホーム1面2線で、交換設備を有する駅となっている。ホーム有効長は20m級車両6両分ほどある。

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ホームには待合室も設置されており、駅舎へは陸橋を渡ることになる。

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改札は無人化されており、自動改札機などの設置はなく、ICカードの利用はできない。

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駅ではずあいがにのモニュメントが出迎えてくれる。

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出口は1ヶ所で駅北側に出られる。北側には日本海が広がっており、夏には海水浴、冬にはカニと両シーズンで客を呼べるアイテムは揃っている。

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駅前からは全但バスの路線バスも運行されている。

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駅前は民家などが点在するだけだが、東側には民宿も多く、冬場にはカニカニはまかぜや特急はまかぜの臨時停車がある。

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駅近くにある山陰本線複線電化を求める看板もかなり古くなってきた。果たして看板が朽ち果てるまでに複線電化は実現するのであろうか。

佐津駅の2016年度1日あたりの乗車人員は118人で、うち定期利用者は58人となっている。定期比率は49.2％で、定期利用者は意外にも少なく50%を割る形になっている。10年前の2006年度と比較すると全体で10.6%減、定期利用者は17.1%減、定期外利用者は3.2%減となっている。