【快速も停車する阪和線堺市内の中心駅】
JR阪和線堺市駅は大阪府堺市にある。一見堺市の中心の駅という感じがするが、堺市の中心市街地は南海高野線堺東駅周辺となっている。国鉄時代は運転上の拠点でもある鳳に新快速や一部の特急が停車していたが、堺市は快速しか停まらなかったため影が薄い存在だった。電車はデータイムに関空紀州路快速が毎時4本、区間快速が毎時4本、普通が毎時4本運転されている。平日朝ラッシュ時上り7時台には直通快速6本、快速6本、普通7本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には関空紀州路快速4本、快速4本、普通5本が運転されている。
堺市駅は1932年2月2日に阪和電気鉄道の堺市停留所として開業した。後に阪和堺停留所に改称された。1935年3月29日に準急停車駅となった。1940年12月1日に阪和電気鉄道が吸収合併により南海鉄道となり、南海鉄道山手線の駅となった。1941年8月1日に堺金岡停留場に改称された。1944年5月1日に戦時買収により国鉄阪和線の駅となった。金岡に改称された。1952年9月1日にダイヤ改正で急行停車駅となった。1958絵年10月1日ダイヤ改正で特急が快速、急行、準急が直行となり、快速は朝夕のみ停車、直行は終日停車となった。1965年3月1日に堺市駅に改称された。特急あすか停車駅となった。1967年9月30日に特急あすかが廃止となった。1968年10月1日に直行が区間快速となった。1972年3月15日ダイヤ改正ですべての快速が停車するようになった。1983年3月27日に橋上駅舎が完成した。JR発足後2003年11月1日にICOCAなどICカードの利用が可能になった。
駅構内は地上ホーム2面2線で、ホーム有効長は20m級車両8両分ある。
ホームから橋上駅舎へはエレベータが設置されている。
改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
みどりの窓口、みどりの券売機が設置されている。
出口は2ヶ所で東西に出られる。西口にロータリーが設置されており、路線バスが発着している。
東口の駅前は道路が狭く、路線バスなどの乗り入れはない。周辺には商店街がある。
堺市 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 12,019 | 8,125 | 3,894 | 67.6% |
2008年度 | 11,837 | 7,776 | 4,061 | 65.7% |
対08年度比 | 101.5% | 104.5% | 95.9% |
堺市駅の2018年度1日あたりの乗車人員は12,019人で、うち定期利用者は8,125人となっている。定期比率は67.6%で、定期利用者が7割弱となっている。10年前の2008年度と比較すると全体で1.5%増、定期利用者は4.5%増、定期外利用者は4.1%減となっている。