関西各駅探訪第106回~JR赤穂線播州赤穂駅~

【赤穂浪士のふるさとは駅も街も忠臣蔵一色に染まる】

播州赤穂

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JR赤穂線播州赤穂駅は、兵庫県赤穂市にある。赤穂に冠名である播州が付けられたのは、飯田線に赤穂(あかほ)駅があったためで、赤穂のような特殊な地名に冠名が付いているのは異例なケースと言える。忠臣蔵で有名な赤穂の中心駅で、赤穂線の運転上の拠点にもなっている。岡山方面への電車は播州赤穂止まりが多く、姫路方面から播州赤穂以西へ向かうには当駅で乗り換えが必要となる。播州赤穂駅は1951年(昭和26年)12月12日に国鉄赤穂線の終着駅として開業した。1955年(昭和30年)3月1日に赤穂線が当駅から日生駅まで延長され、中間駅となった。1987年(昭和62年)4月1日に国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となった。2000年(平成12年)12月1日に橋上駅舎の運用開始。プラット赤穂が開業。2003年(平成15年)11月1日に相生駅から当駅までICカードICOCAの利用が可能となった。

播州赤穂

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2000年12月に橋上駅舎化された。瓦屋根風の造りが特徴で、忠臣蔵の町をアピールする外観となっている。改札は1ヶ所のみで、出口は2ヶ所ある。

播州赤穂

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北口にもロータリーがあるが、バスの発着は南口からのみとなっている。

播州赤穂

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南口にはバスターミナルがあり神姫バスが発着している。

播州赤穂

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南口にはバスの他観光地らしくタクシーもかなりの数が待機している。大石内蔵助の銅像も建っており、駅周辺は忠臣蔵関係のものが多く見られる。

播州赤穂

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改札は1ヶ所のみで、ICカードに対応した自動改札機が導入されている。赤穂線東部のICOCAの利用は当駅までとなっている。駅は有人でみどりの窓口も設置されている。

播州赤穂

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ホームは2面3線で、1番線が単独のホームで姫路方面からの折り返し電車専用となっている。2番線が岡山方面、3番線が相生・姫路方面への電車が発着している。相生・姫路方面からの電車で当駅で岡山方面への連絡列車がある電車は、3番線に発着する。

播州赤穂駅の2014年度の1日あたりの乗車人員は、3890人でうち定期利用者が2,638人だった。定期比率は67.8%で、観光地の駅としては定期比率が高い。10年前の2004年度には、3,652人の乗車人員で、定期利用者は2,417人だった。定期利用者も定期外利用者も増加しており、全体で6%強の増加率となっている。新快速の直通や姫路からの直通電車の増加の効果もあると思われる。もっともデータイムの新快速の直通は、2016年3月25日改正で中止されているので、データイムの利用者よりも朝夕ラッシュ時の利用者の方が増加しているものと思われる。データ的にも定期利用者の増加の方が大きく、その裏付けになっているとも言える。

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