JR紀勢本線御坊〜紀伊田辺間ガイド

283系HB602

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【JR紀勢本線御坊~紀伊田辺間ガイド】

御坊を出るとしばらく東向きに走る。2面2線の道成寺を過ぎると日高川町に入り、高架の湯浅御坊道路と立体交差して日高川を渡り、右にカーブして2面2線の和佐となる。駅近くにはサイクリングターミナルや若者広場がある。ここからまた南下して行き、上下線が離れて下りは新柿木トンネル、上りは柿木トンネルに入り、柿木峠を抜けて印南町に入る。上下線が合流してカーブを曲がりながら峠を越えて2面2線の稲原に着く。このあたりは海岸とはかなり離れており、山間部に駅がある。さらに南下して行き、滝の口トンネルを抜けて、海が見えてきて印南町の町が見えると2面3線の印南である。付近に印南町役場などがある中心駅に当たるが、印南港がある以外はこじんまりとした町で特急も停車しない。駅舎内の待合室にはピアノが設置されており、誰でも自由にピアノを弾くことができる。ここからしばらく海岸に沿うように走るためカーブがさらに多くなる。短いトンネルを1本抜けて切目トンネルを抜けて右にカーブして2面2線の切目となる。切目を過ぎると完全に海岸沿いを走るようになり、しばらく右手に太平洋を見ながらの道中となる。みなべ町に入り2面2線の岩代となる。岩代は海沿いにあり、岩代~南部間は紀勢線の撮影のメッカにもなっている。海沿いを走り梅林などを見ながら少し内陸に入り、みなべ町の町が見えてくると2面3線の南部である。南部は特急停車駅で、名産の梅は全国的にも有名である。駅近くにある南部高校の野球部はかつて甲子園にも出場したことがある強豪校だ。南部を出ると少し海岸から離れて第3芳養トンネルに入る。同トンネルを抜けると田辺市に入り、少し走って2面2線の芳養となる。はやと読む難読駅名である。田辺湾を望み、田辺の市街地に入って行き紀伊田辺となる。駅構内はホーム2面3線だが、新宮方には電留線があり、227系や105系が休む姿が見られる。紀伊田辺は紀勢線運転上の拠点で、和歌山方面からの直通電車はここが終点で、ここから先は105系など短い編成の電車に切り替わる。全ての特急が停車し、くろしおの一部は当駅を始発終着としている。紀勢本線はここから先は単線となる。

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