【関西各駅探訪第995回】阪急宝塚線雲雀丘花屋敷駅

雲雀丘花屋敷

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【宝塚方に平井車庫も控える宝塚線の運転上の拠点】

阪急宝塚線雲雀丘花屋敷駅は兵庫県宝塚市にある。川西市と宝塚市の境界付近にあり、駅舎は宝塚市側にある。宝塚方に宝塚線の車庫である平井車庫があり、当駅発着の電車も多く設定されている。また長らく平日朝ラッシュ時の急行、通勤急行の10連運転は当駅で増結して梅田へ向かう方式が取られていた。ダイヤ改正で急行は8両編成での運転となり、通勤特急は川西能勢口からの運転となったため、当駅に10両編成が乗り入れてくることはなくなった。乗務員詰所が置かれており、当駅で乗務員が交代する。

雲雀丘花屋敷

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電車はデータイムに急行と普通が毎時6本ずつ運転されており、普通は当駅始発終着となっている。急行は豊中から各駅に停まるため、豊中から当駅までは各駅に停まる急行と普通が数分の続行で運転されている。普通は上下とも梅田まで急行より先着するダイヤが組まれている。平日朝ラッシュ時上り7時台には急行が3本、準急が4本運転されている。8時台には急行が6本、準急が1本、普通が3本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には急行宝塚行きが6本、当駅止まりの急行が3本運転されている。

雲雀丘花屋敷

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雲雀丘花屋敷駅は1916年8月5日に花屋敷~平井間に雲雀丘駅として開業した。1961年1月16日に花屋敷~雲雀丘間に雲雀丘花屋敷駅が開業し、雲雀丘駅を廃止した。花屋敷駅も統合のため廃止される予定だったが、雲雀丘花屋敷駅開業後も1年ほど営業が続けられた。花屋敷駅は1962年5月1日に廃止された。1997年11月17日ダイヤ改正で朝夕ラッシュ時運転の特急の停車駅となった。2000年6月4日ダイヤ改正では特急がデータイムにも設定され、朝ラッシュ時には通勤特急が設定された。2003年8月30日ダイヤ改正で特急が快速急行に置き換わり、快速急行停車駅となった。この時、川西能勢口以遠への特急の運転がなくなったため、特急停車駅ではなくなった。2006年10月28日ダイヤ改正で快速急行が急行に置き換わり、急行停車駅に戻った。

雲雀丘花屋敷

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駅構内はホーム2面4線で、ホーム有効長は18m級車両10両分あるが、現在は10両編成の営業運転はなく、回送車が運転されるのみとなっている。

雲雀丘花屋敷

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平井車庫は駅から宝塚方に1㎞程離れたところにあり、当駅止まりの電車は一旦平井車庫に引き上げて折り返す。上下線の渡り線は車庫付近にある。

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上下ホーム間には地下道が2ヶ所あり、宝塚方にある地下道にはエレベータも設置されている。

雲雀丘花屋敷

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改札は3ヶ所あり、梅田方に2ヶ所、宝塚方に1ヶ所あり、これに加えて雲雀丘学園の生徒用の学生専用口がある。

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宝塚方にある西改札は無人化されている。ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。

雲雀丘花屋敷

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西口は山の手に位置しており、駅周辺には山の手の住宅に向かう坂道などがある。

雲雀丘花屋敷

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駅舎に直結して阪急タクシーの乗り場がある。駅舎の下にあるため、雨が降っている日でも傘をささずに乗り換えできる。

雲雀丘花屋敷

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梅田方の東改札は有人改札でICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。

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東口周辺の道路は狭いが阪急バスの路線バスが乗り入れている。

雲雀丘花屋敷

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バス乗り場も駅舎と直結しており、雨の日でも傘をささずに乗り換えできる。

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南改札はICカード対応の自動改札機と自動精算機が設置されており、券売機の設置はない。

雲雀丘花屋敷 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 5,962 3,596 2,366 60.3%
2007年度 6,354 3,275 3,079 51.5%
対07年度比 93.8% 109.8% 76.8%  

雲雀丘花屋敷駅の2017年度1日あたりの乗車人員は5,962人で、うち定期利用者は3,596人となっている。定期比率は60.3%で、定期利用者が6割を超えている。10年前の2007年度と比較すると全体で6.2%減、定期利用者は9.8%増、定期外利用者23.2%減となっており、定期利用者は増加しているが、定期外利用者が大きく減少している。

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