関西各駅探訪第193回~近鉄南大阪線土師ノ里駅~

【古墳時代の豪族土師氏を由来に持つ駅】

土師ノ里

土師ノ里

近鉄南大阪線土師ノ里駅は、大阪府藤井寺市にある。準急停車駅だが、準急は藤井寺以遠各駅に停車するため、実質的に各駅停車のみが停車する駅となっている。

土師ノ里駅は1924年(大正13年)6月1日に大阪鉄道の駅として開業した。1943年(昭和18年)2月1日に関西急行鉄道が大阪鉄道を合併。関西急行鉄道天王寺線の駅となった。1944年(昭和19年)6月1日に戦時統合により関西急行鉄道が南海鉄道と合併、近畿日本鉄道南大阪線の駅となった。1965年(昭和40年)3月18日に準急停車駅となった。1994年(平成6年)3月15日にホーム有効長が1両延伸されて8両となった。2007年(平成19年)4月1日にICカードPiTaPaの使用が開始された。2008年(平成20年)10月26日に新駅舎の使用を開始した。

土師ノ里

土師ノ里

対向ホーム2面2線で、掘割の中に駅があり、駅舎は橋上駅舎となっている。

土師ノ里

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橋上駅舎とはいえ、地形の関係で、地上駅のようになっている。

土師ノ里

土師ノ里

改札は1ヵ所のみで、ICカード対応の自動改札が並ぶ有人駅となっている。

土師ノ里

土師ノ里

駅出口も1ヵ所で、駅前は国道170号線が走っており、クルマの往来が激しいところになっている。

土師ノ里

土師ノ里

駅出口の南側に車が止められるスペースが設けられており、タクシーなどが発着できるようになっている。但し、タクシーの常駐はなく、バスの発着もない。

土師ノ里駅の2015年度1日あたりの乗車人員は3,618人で、うち定期利用者は2,161人となっている。定期比率は59.7%で、60%を割ってきている。10年前の2005年度には、乗車人員が3,946人、うち定期利用者が2,601人だった。全体で8.3%の減少で、定期利用者は16.9%も減少している。定期外利用者は若干増えているので、定期からICカードなどへのシフトもあるだろうが、減少率は低くない。

  

鉄道コム

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