【京から流れ着いた御霊箱が箱作の地名の起源か】
南海本線箱作駅は大阪府阪南市にある。泉佐野以南各駅に停車する区間急行が停車する。阪南市の中心駅で、阪南スカイタウンへの最寄駅となっている。駅の西側には箱作海水浴場がある。夏場には海水浴客で賑わうが、電車利用での海水浴は減っている。
電車は昼間時には普通が毎時4本に運転されている。特急待避の関係で電車は等間隔にはなっていない。平日朝ラッシュ時上りは7時台、8時台ともに普通が毎時4本運転されている。平日夕方ラッシュ時下りは、18時台に区間急行2本、普通2本が運転されており、19時台には区間急行1本と普通2本が運転されている。箱作駅は1898年10月22日に南海鉄道尾崎〜和歌山北口間延伸とともに開業した。2007年3月1日に上り線側のホームが開設され、跨線橋が撤去された。
駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。
上り線側にはかつては貨物側線があり、現在もその痕跡が残っている。この貨物側線で入替中の貨物列車が急行電車と衝突事故を起こしたことがある。
改札は上下ホーム個別に設置され、上下ホーム間の連絡設備はない。改札外には跨線橋が設けられ、自由通路の役割を果たしている。
下り側改札がメインで、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
下り駅舎もリニューアルされて外観はきれいになっている。
上り駅舎は2007年に開業した。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
駅の東側に府道752号線が走っており、その東側にロータリーがあり、バス路線が発着している。
駅とロータリーは陸橋で結ばれており、府道の信号待ちをすることなく、ロータリーと駅の間を行き来できる。
陸橋にはエレベータも設置されており、バリアフリーにも対応している。
箱作 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 2,613 | 1,942 | 671 | 74.3% |
2006年度 | 2,504 | 1,792 | 712 | 71.6% |
対06年度比 | 104.4% | 108.4% | 94.2% |
箱作駅の2016年度1日あたりの乗車人員は2,613人で、うち定期利用者は1,942人となっている。定期比率は74.3%で、定期利用者が7割以上を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で4.4%増、定期利用者は8.4%増、定期外利用者は5.8%減となっており、定期利用者は増えているが、定期外利用者は減少している。