【関西各駅探訪第781回】南海本線吉見ノ里駅

吉見ノ里

【泉州玉ねぎ発祥の地吉見ノ里】

南海本線吉見ノ里駅は大阪府泉南郡田尻町にある。田尻町は泉佐野市に隣接する町で、当駅の一つ難波寄りに車庫を併設する羽倉崎駅があるため、運転本数は減少する区間にある。周辺は泉州たまねぎの産地で、西側には田尻漁港もあり、農業や漁業が盛んな町である。また、戦後は紡績が盛んで、当駅でも紡績関係の貨物輸送を取り扱っていた。各駅に停車する区間急行以下の電車が停車する。昼間時は普通が毎時4本運転されている。特急待避の都合もあり等間隔にはなっていない。平日朝ラッシュ時上りは7時台に区間急行1本、普通5本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には区間急行1本、普通4本が運転されている。吉見ノ里駅は1915年10月1日に佐野(現泉佐野)~樽井間に新設された。

吉見ノ里

駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。

吉見ノ里

かつては貨物を取り扱っていたため駅構内は広く、現在は保線基地がある。

吉見ノ里

上下ホーム間には構内踏切があり、下りホームから改札へは構内踏切を渡らなければならない。

吉見ノ里

改札は1ヶ所で上りホーム和歌山市方にある。無人化されており、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

吉見ノ里

出口も1ヶ所で、駅南側にのみ出られる。

吉見ノ里

駅近くには駐輪場と駐車場がある。

吉見ノ里 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 1,885 1,323 562 70.2%
2006年度 1,407 929 478 66.0%
対06年度比 134.0% 142.4% 117.6%  

吉見ノ里駅の2016年度1日あたりの乗車人員は1,885人で、うち定期利用者は1,323人となっている。定期比率は70.2%となっており、定期利用者が7割以上を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で34.0%増、定期利用者は42.4%増、定期外利用者は17.6%増となっており、定期利用者を中心に増加している。

  

鉄道コム

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