【快速急行も停車するニュータウンの駅】
南海高野線美加の台駅は大阪府河内長野市にある。河内長野から2つ南にある駅で、山を越える手前にあり、丘陵地に住宅地が広がっているが、南側はトンネルになっており、トンネルを抜けると大阪と和歌山の府県境にある山間の隘路を走る。美加の台住宅地への最寄駅として、快速急行以下の列車が停車する。データイムは急行2本、区間急行1本の運転が基本で、快速急行の運転は少なく、午前中に下りが3本、午後に下り1本、上り1本が運転されているだけである。平日朝ラッシュ時上り7時台には急行が6本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には快速急行1本、急行5本が運転されている。美加の台駅は1957年6月29日に加賀田信号所として設置された。1984年3月6日に複線化により信号所は廃止され、9月1日に信号所の跡地に美加の台駅を設置した。
駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両8両分ある。
駅の北側は下り勾配になっており、南側はトンネルの坑口となっている。
駅舎は橋上化されており、ホームから改札階へはエレベータが設置されており、バリアフリーに対応している。
改札は1ヵ所で無人化されている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。
出口は2ヶ所あり、西口がメインとなっている。西口にはロータリーがあり、南海バスが乗り入れている。
駅は谷底にあるため、駅付近は開発が進んでおらず、緑がたくさん残っている。美加の台などの住宅地は駅から少し離れたところにある。
美加の台 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 2,001 | 1,566 | 435 | 78.3% |
2007年度 | 2,908 | 2,244 | 664 | 77.2% |
対07年度比 | 68.8% | 69.8% | 65.5% |
美加の台駅の2017年度1日あたりの乗車人員は2,001人で、うち定期利用者は1,566人となっている。定期比率は78.3%で、定期利用者が8割近くを占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で31.2%減、定期利用者は30.2%減、定期外利用者は34.5%減となっており、軒並み30%以上減少している。