【関西各駅探訪第1370回】JR紀勢本線古座駅

古座

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【かつての古座町の中心駅で特急くろしおも停車】

JR紀勢本線古座駅は和歌山県東牟婁郡串本町にある。かつては古座町があり、町の中心駅だったが、合併により串本町の駅となった。特急くろしおも停車する主要駅で、以前は一部列車が通過していたが、現在は全てのくろしおが停車する。電車は特急くろしおが1日6往復の運転で、普通は下り和歌山方面行きが9本、上り新宮方面行きが10本が運転されている。古座駅は1936年12月11日に国鉄紀勢中線下里から串本までの延伸とともに開業した。1940年8月8日に線名改称により紀勢西線の駅となった。1959年7月15日に紀勢本線が全通し、同線の駅となった。1985年3月14日ダイヤ改正で一部の特急くろしおが停車するようになった。分割民営化後、2002年12月15日に駅舎が改築された。2011年3月12日ダイヤ改正で全ての特急が停車するようになった。2016年12月17日からICOCAなどICカードの利用が可能になった。

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駅構内は地上ホーム1面2線で、ホーム有効長は特急くろしおの停車のため20m級車両9両分ある。駅舎側には保線基地があり、バラストを運ぶ工臨も運転されている。

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ホームから改札へは構内踏切を渡ることになる。

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改札は有人改札で、ICカードリーダーと自動券売機が設置されている。

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特急停車駅のためみどりの窓口も設置されているが、みどりの券売機の設置はない。待合室にはコインロッカーも設置されている。

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駅舎に併設して古座観光協会が入居しておりレンタサイクルの他に古座川の川下りをするレンタルカヌーも扱っている。

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出口は1ヵ所で駅東側に出られる。駅前は広くバスやタクシーの乗り入れもある。

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駅前広場は広く、駐輪場の他に駐車場も併設されている。

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駅前からは古座川町ふるさとバスが発着している。

古座 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2018年度 137 93 44 67.9%
2008年度 244 166 78 68.0%
対08年度比 56.1% 56.0% 56.4%  

古座駅の2018年度1日あたりの乗車人員は137人で、うち定期利用者は93人となっている。定期比率は67.9%で、定期利用者が7割近くを占めている。10年前の2008年度と比較すると全体で43.9%減、定期利用者は44.0%減、定期外利用者は43.6%減となっており、いずれも50%近く減少しており、利用者減は深刻である。

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