【西国三十三所第10番札所三室戸寺の最寄駅】
京阪宇治線三室戸駅は、京都府宇治市にある。1917年2月に開業したが、戦前戦中には営業停止、営業再開を繰り返し、戦後1947年4月1日から営業を再開し現在に至っている。あじさいの名所三室寺への最寄り駅である。
三室戸駅は1917年(大正6年)2月1日に宇治線の黄檗〜宇治間に新設開業した。1918年(大正7年)6月5日に営業休止。1921年までに営業再開。1943年(昭和18年)10月1日に会社合併により京阪神急行電鉄の駅となった。同年11月1日に一旦廃止された。1947年(昭和22年)4月1日に営業を再開した。1949年(昭和24年)12月1日に会社分離により京阪電気鉄道の駅となった。1969年(昭和44年)に現駅舎が完成、島ホーム1面の駅となった。1994年(平成6年)10月に自動改札機が設置された。2004年8月1日からPITAPAなどICカードの利用が可能になった。
ホーム1面2線で、駅舎も上下線間にある。改札を出て、東へ行くにも西へ行くにも踏切を渡らなければならない。
三室寺へは東へ徒歩15分ほど離れており、その間にJR奈良線が走っているが、周辺に駅はない。
駅舎は上下線間にあるため非常に狭く、トイレはホーム上、中書島方にある。
三室戸 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 1,904 | 893 | 1,011 | 46.9% |
2008年度 | 2,459 | 1,306 | 1,153 | 53.1% |
対08年度比 | 77.4% | 68.4% | 87.7% |
三室戸駅の2018年度の1日あたりの乗車人員は、1,904人で、定期利用者は893人となっている。定期比率は46.9%で、PITAPAの普及も有り定期利用者は減少している。10年前の2008年度には、2,459人の乗車人員があり、定期利用者は1,306人だった。全体で22.6%の減少で、定期利用者は31.6%減となっており、定期利用者を中心に利用者が減少している。
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