【特急も停車する南丹市の中心駅】
JR嵯峨野線園部駅は京都府南丹市にある。山陰本線、嵯峨野線の特急以下全ての列車が停車する主要駅で、嵯峨野線の愛称はここまでとなっている。駅に隣接して電留線があり、嵯峨野線電車や山陰本線電車が休む姿が見られる。嵯峨野線から山陰本線に直通する電車の中には当駅で増解結作業を行う電車もある。
電車は嵯峨野線がデータイムに特急1本、快速1本、普通1本が運転されている。山陰本線は特急、普通ともに毎時1本60分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時上り京都方面行き7時台には特急1本、快速が3本、普通2本が運転されている。快速3本のうち2本は山陰本線からの直通となっている。平日夕方ラッシュ時下り19時台は特急1本、快速2本、普通2本が運転されている。快速のうち1本は山陰本線福知山まで直通する。山陰本線はこの他に胡麻行きが1本運転されている。園部駅は1899年8月15日に京都鉄道の駅として開業した。開業当初は終着駅だった。1907年8月1日に国有化された。1909年10月12日に路線名が制定され京都線の駅となった。1910年8月25日に綾部まで延伸されて途中駅となった。1912年3月1日に京都線が山陰本線に編入されて同本線の駅となった。JR発足後1988年3月13日ダイヤ改正で、山陰本線京都から当駅の間に嵯峨野線の路線愛称が付けられた。1990年3月10日に京都〜当駅までの電化が完成した。1991年3月16日には橋上駅舎が完成した。1996年3月16日に当駅から綾部までの間が電化されて特急列車が電車化された。2003年11月1日にICOCAなどのICカードの利用が可能となった。2009年3月14日には当駅から八木までの複線化が完成した。
駅構内はホーム2面4線でホーム有効長は20m級車両8両分ある。
駅の西側には電留線があり、夜間滞泊や車両の留置がある。
朝夕には山陰本線福知山方面からの直通列車の運転があり、当駅にて増解結作業を行う列車も多い。
ホームから改札がある橋上駅舎へはエレベーターが設置されている。エスカレーターも上りのみ設置されている。
改札は1ヶ所あり、有人改札となっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
みどりの窓口も設置されており、特急や新幹線の切符も購入できる。
出口は2ヶ所で東西に出られる。東口にはJRバスの乗り場などがあるが、従来からの出口のため、ロータリーは小規模なものになっている。
東口近辺には広大なコインパーキングがあり、パークアンドライドに活用されている。
西口は電留線を越えるための陸橋を渡ってアクセスとなる。
駅前のビジネスホテルと直結しており、飲食店などもある。
西口にもロータリーが整備されており、バスやタクシーが発着している。
西口には駐輪場も整備されている。
駅近くには大学などもあり、こちら側は近年開発が進められている。
園部 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 4,614 | 3,304 | 1,310 | 71.6% |
2007年度 | 4,488 | 3,234 | 1,254 | 72.1% |
対07年度比 | 102.8% | 102.2% | 104.4% |
園部駅の2017年度1日あたりの乗車人員は4,614人で、うち定期利用者は3,304人となっている。定期比率は71.6%で、定期利用者が7割強となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で2.8%増、定期利用者は2.2%増、定期外利用者は4.4%増となっている。