【島本町唯一の駅も今は昔】
阪急京都本線水無瀬駅は大阪府島本町にある。長らく島本町唯一の駅として君臨してきたが、2008年3月15日にJR島本駅が開業して唯一の駅ではなくなった。高槻市以遠各駅に停車する準急以下が停車する。電車はデータイムに準急が毎時6本10分毎の運転となっている。平日朝ラッシュ時下り大阪梅田方面行き7時台には堺筋準急4本、普通3本が運転されている。平日夕方ラッシュ時上り京都河原町行き19時台には堺筋準急3本、普通3本が運転されている。
水無瀬駅は1939年5月16日に京阪電気鉄道新京阪線上牧~大山崎間に桜井ノ駅として開業した。1943年10月1日会社合併により京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)の駅となった。1948年1月1日に水無瀬駅に改称した。1949年12月1日に新京阪線が京都本線に改称され、同線の駅となった。1963年4月24日に高架工事のため、工事中の東海道新幹線の線路を借用し、仮設ホームが設置された。同年12月29日に高架線が竣工した。2001年3月24日にホーム延伸が行われ、8両編成対応になった。
駅構内は高架ホーム2面2線で、ホーム有効長は18m級車両8両分ある。
下りホームの東側を東海道新幹線が走行しており、疾風と轟音を立てながら列車が通過する。
ホームから改札がある地上へはエレベータとエスカレータが設置されており、バリアフリーに対応している。
改札は1ヵ所で有人改札になっている。京都河原町方にあるため、大阪梅田方からは100m以上歩かなければならない。
ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口は2ヶ所で東西に出られる。東口がメインでロータリーがある。
東口ロータリーからは阪急バスの路線バスが発着している。
西口にも小さなロータリーがあるが、路線バスの乗り入れなどはない。JR島本駅は西口から徒歩10分程度の距離にある。
水無瀬 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 4,888 | 2,607 | 2,281 | 53.3% |
2008年度 | 6,076 | 2,872 | 3,204 | 47.3% |
対08年度比 | 80.4% | 90.8% | 71.2% |
水無瀬駅の2018年度1日あたりの乗車人員は4,888人で、うち定期利用者は2,607人となっている。定期比率は53.3%で、定期利用者が5割強となっている。10年前の2008年度と比較すると全体で19.6%減、定期利用者は9.2%減、定期外利用者は28.8%減となっている。10年前と比べて利用者の減少が大きいのはJR島本駅の影響もあるものと思われる。阪急京都線では崇禅寺、大山崎に次いで利用者が少ない。