関西各駅探訪第136回~近鉄奈良線瓢箪山駅~

【ひょうたんが出迎えてくれる旧枚岡市の中心駅】

瓢箪山

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近鉄奈良線瓢箪山駅は、大阪府東大阪市にある。東大阪市の東部に位置しており、東には生駒山が聳えており、奈良線は当駅を出ると左にカーブして生駒山を上っていく。瓢箪山駅は区間準急と普通が停車するが、準急は通過する。かつては当駅折り返しの普通も数多く運転されていたが、現在は朝夜に数本運転されるのみとなっている。

瓢箪山駅は1914年(大正3年)4月30日に大阪電気軌道上本町(現在の大阪上本町)から奈良(現在の近鉄奈良)までの開通とともに開業した。1941年(昭和16年)3月15日に参宮急行電鉄との合併により関西急行鉄道の駅となった。1944年(昭和19年)6月1日に会社合併により近畿日本鉄道の駅となった。1955年(昭和30年)1月11日に枚岡市の新設合併により同市の駅となった。1967年(昭和42年)2月1日に東大阪市の新設合併に伴い現住所となった。1997年(平成9年)4月24日に橋上駅舎になった。2006年(平成18年)3月21日ダイヤ変更で新設された区間準急の停車駅になった。2007年(平成19年)4月1日からPiTaPaなどICカードの利用が可能になった。

瓢箪山

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構内は2面4線で、2面2線の対向式ホームに、中央に上下線の通過線を設けている。所謂新幹線風の線路配置である。

瓢箪山

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瓢箪山駅上り線大阪難波方の外側に引き上げ線が設置されている。当駅折り返し電車はここで折り返す。

瓢箪山

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駅舎は橋上駅舎で、改札は1ヶ所となっている。ICカード対応の自動改札が設置されており、改札は有人となっている。

瓢箪山

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出口は2ヶ所あり、南口には駅前の広場が設けられており、ちょっとした池があり、ベンチが設けられ、憩いの場となっている。

瓢箪山

瓢箪山

西側にはバス乗り場があり、各方面へ近鉄バスが乗り入れている。

瓢箪山

瓢箪山

北口は商店街に面しており、駅周辺は狭い。踏切を挟んでアーケード付きの商店街が建ち並んでいるため、駅周辺へ車の乗り入れは困難である。

瓢箪山

瓢箪山

駅周辺にはひょうたんのオブジェがたくさんあり、ひょうたんの町をアピールしているが、決してひょうたんが名産というわけではない。

瓢箪山

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駅構内にある楠木正成公の嫡男楠木正行公の墓の石碑。

2014年度の瓢箪山駅の1日あたりの乗車人員は、11,540人で、10年前の2004年度よりも14%弱減っている。定期利用者は6,225人で、こちらは20%減となっており、定期利用者の落ち込みが激しい。もっとも定期外利用者も5%ほど減少しており、定期からICカードなどへの移行があったとしても、全般的に利用者は減少してきている。とはいえ、準急停車駅の東花園よりも利用者は多く、近鉄奈良線では9位の乗降人員を誇っている。

  

鉄道コム

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