【関西各駅探訪第1170回】JR山陰本線浜坂駅

浜坂

浜坂

【新温泉町の中心駅は湯村温泉への玄関口】

JR山陰本線浜坂駅は兵庫県美方郡新温泉町にある。兵庫県北西部にある温泉の町にある駅で特急はまかぜも1往復を除いて当駅で折り返す。山陰本線はかつては鳥取方面へ向かう優等列車が多く走っていたが、JR発足後に智頭急行が開業し、京阪神から鳥取方面への輸送はそちらにシフトしたため、現在は特急はまかぜが3往復運転されるのみとなっている。列車は普通が毎時1本の割合で運転され、香住方面と鳥取方面への列車の大半は当駅で系統分離されている。双方とも毎時1本の運転で、特急はまかぜや臨時列車が運転される場合は2本の運転となる。

浜坂

浜坂

浜坂駅は1911年11月10日に国鉄山陰本線岩美から当駅までの延伸と同時に開業した。1912年3月1日に香住までの延伸が開通して京都までの線路が繋がった。1967年に地下道が整備された。JR発足後2004年10月16日に駅業務が委託化された。

浜坂

浜坂

駅構内はホーム2面3線で、ホーム有効長は20m級車両8両分以上ある。かつて寝台特急出雲が停車していたためホーム有効長は長く取られている。現在の最大編成両数は特急はまかぜの6両となる。

浜坂

浜坂

上下ホーム間は地下道で結ばれている。

浜坂

浜坂

駅舎は上り1番線ホーム側にあり、有人改札になっている。自動改札機の設置はなく、ICカードの利用もできない。

浜坂

浜坂

駅にはみどりの窓口が設置されており特急はまかぜなどの切符を購入できる。近距離用の自動券売機も設置されている。駅舎内には待合室があるほか、浜坂観光協会も隣接している。

浜坂

浜坂

鉄道グッズ館鉄子の部屋も駅舎内に入っている。

浜坂

浜坂

出口は1ヵ所で駅北側に出られる。温泉地の駅らしく出口には暖簾がかかっている。

浜坂

浜坂

駅前にはロータリーがあり、路線バスやタクシーの他に観光バスの姿も多くみられる。

浜坂

浜坂

駅の北側に新温泉町の町が広がっており、漁港や温泉がある。

浜坂 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 263 137 126 52.1%
2006年度 527 243 284 46.1%
対06年度比 49.9% 56.4% 44.4%

浜坂駅の2016年度1日あたりの乗車人員は263人で、うち定期利用者は137人となっている。定期比率は52.1%で、定期利用者が5割強を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で50.1%減、定期利用者は43.6%減、定期外利用者は55.6%減となっている。

にほんブログ村 鉄道ブログへ にほんブログ村 鉄道ブログ 関西の鉄道へ にほんブログ村 鉄道ブログ JRへ にほんブログ村 鉄道ブログ 私鉄・公営へ

鉄道コム

タイトルとURLをコピーしました