【太平洋を一望できる駅】
JR紀勢本線見老津駅は和歌山県西牟婁郡すさみ町にある。山が海岸まで迫った地形の中にあり、山と海岸との間のわずかな平地に紀勢本線と国道42号線が走っており、南側には太平洋の広大な海が広がっている。電車は普通のみが停車し、昼間時は2~3時間ほど間隔が空く時間帯もあり過疎ダイヤになっている。1938年9月7日に紀勢西線の駅として開業した。1959年7月15日に紀勢本線の駅となった。1985年3月14日に無人化された。
駅構内はホーム1面2線の行き違い駅で、駅構内はカーブしている。ホーム有効長は20m級車両6両分ある。
狭いところに駅を設置していることもあり、ホーム幅員は狭い。
駅は無人化されており、一段低い位置に駅舎がある。自動改札機や自動券売機などの設置はなく、待合室があるだけである。
駅舎に隣接して観光案内所が設置されている。
駅前からはすさみ町のコミュティティバスが発着している。観光案内所には喫茶店もあり、レンタサイクルも取り扱っている。
駅を出ると国道42号線が走っており、その南側には太平洋が広がっている。
見老津 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 13 | 12 | 1 | 92.3% |
2007年度 | 11 | 9 | 2 | 81.8% |
対07年度比 | 118.2% | 133.3% | 50.0% |
見老津駅の2017年度1日あたりの乗車人員は13人で、うち定期利用者は12人となっている。定期比率は92.3%で、実に9割以上が定期利用者となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で18.2%増、定期利用者は33.3%増、定期外利用者は50%減となっている。全体数が少ないので増加率は高くなっているが、実質的に定期利用者が3名増えただけとなっている。