【関西各駅探訪第754回】阪急京都本線大山崎駅

大山崎

【天王山は今でも交通機関の天下分け目】

阪急京都本線大山崎駅は京都府乙訓郡大山崎町にある。準急停車駅だが、準急は高槻市以遠各駅に停まるため、実質的には各駅停車のみが停まる駅となっている。JR京都線の山崎駅が近くにあり、東海道新幹線も並走しており、近くには国道171号線や名神高速も走っており、淀川右岸には京阪本線も走っており、狭隘な土地に京阪間の主要交通機関が集結している。昼間時は準急が毎時6本10分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時下り梅田方面へは7時台に堺筋準急4本、普通3本が運転、8時台に堺筋準急2本、準急2本、普通4本が運転されている。平日夕方ラッシュ時上り河原町方面へは18時台に準急5本、普通1本が運転。19時台に堺筋準急3本、普通3本が運転されている。

大山崎

大山崎駅は1928年11月1日に新京阪鉄道の駅として開業した。1930年9月15日に京阪電気鉄道新京阪線の駅となった。1943年10月1日に会社合併により京阪神急行電鉄の駅となった。1949年12月1日に新京阪線が京都本線となり、阪急京都本線の駅となった。1963年12月29日に高架化が完成。2001年3月24日にホームが延伸され、8両編成停車に対応した。

大山崎

駅構内は高架ホーム2面2線で、ホーム有効長は18m級車両8両分ある。ホームの東側には東海道新幹線が走っており、壁はあるものの、新幹線が轟音を立てながら通過していくため、ホームが若干揺れる。

大山崎

ホーム上にコインロッカーが設置されている。阪急の各駅ではホームにコインロッカーが設置されている駅も多い。

大山崎

改札は地上にあり、ホームから改札へはエレベータと上りエスカレーターが設置されている。

大山崎

改札は1ヵ所で、有人改札となっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

大山崎

駅構内にはネスカフェのコーヒースタンドがあり、新聞なども販売されており、売店代わりにも利用できる。

大山崎

1階のコンコースはリニューアルされ、トイレ廻りなどは和風の造りになっている。

大山崎

1階改札付近には待合室も設置されている。

大山崎

駅前には車が止められるスペースはあるが、ロータリーはなく、バスは駅前の道路にバス停があり、そこから発着している。

大山崎

阪急バス、京阪バスが乗り入れており、競馬開催時には京都競馬場行きのバスも発着している。

大山崎

駅高架下には、喫茶店があり、以前は阪急そばもあったが、現在は閉店している。新幹線の高架との間には駐輪場も整備されている。駅から北西方向へ徒歩5分ほどの距離にJR山崎駅がある。

大山崎 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 3,582 1,743 1,839 48.7%
2006年度 3,463 1,630 1,833 47.1%
対06年度比 103.4% 106.9% 100.3%  

大山崎駅の2016年度1日あたりの乗車人員は3,582人で、うち定期利用者は1,743人となっている。定期比率は48.7%で、定期利用者は5割を切る数値となっている。阪急京都本線の中では、崇禅寺に次いで乗車人員が少ない。10年前の2006年度と比較すると全体で3.4%増、定期利用者は6.9%増、定期外利用者は0.3%増となっている。

  

鉄道コム

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