関西各駅探訪第97回~叡山電鉄鞍馬線鞍馬駅~

【鞍馬寺を模した駅舎の前では巨大天狗がお出迎え】

鞍馬

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叡山電鉄鞍馬線鞍馬駅は、京都市左京区にある。京都市と言っても繁華街があるようなところではなく、洛北の奥深いところにあり、周辺は山々に囲まれている。

鞍馬駅は1929年(昭和4年)10月20日に現在の駅の位置から400メートル出町柳寄りに鞍馬電気鉄道の鞍馬仮駅として開業した。1929年(昭和4年)12月20日に現在地に鞍馬駅が開業。鞍馬仮駅は廃止された。1942年(昭和17年)8月1日に会社合併により京福電気鉄道鞍馬線の駅となった。1986年(昭和61年)4月1日に京福電気鉄道が鞍馬線を叡山電鉄に譲渡、叡山電鉄鞍馬線の駅となった。2002年(平成14年)に駅前に天狗のオブジェが展示された。2019年(令和元年)10月18日に駅前の大天狗が2代目にリニューアルされた。

鞍馬

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駅構内は、ホーム1面2線で、両線とも行き止まり式になっている。

鞍馬

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頭端部に駅舎があり、寺社風の木造駅舎が特徴である。

鞍馬

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駅舎内には、鞍馬の火祭で使用される松明などが飾られている。

鞍馬

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駅前は広場になっており、巨大な天狗のオブジェが出迎えてくれる。鞍馬は天狗が出るという伝説があり、

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デナ21の先頭部と動輪もあり、かつての叡山電車を偲ぶことができる。

鞍馬

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鞍馬駅から歩いて5分ほどの距離に鞍馬寺の山門がある。ここから先はケーブルが発着しており、鞍馬寺まで上がることができる。

2014年度の鞍馬駅の1日あたりの乗車人員は、732人で、定期利用は8人だけとなっている。大半が観光客の利用と思われ、地元での利用者も定期外利用が主体となっている。10年前の2004年度では、638人だったので、この10年で利用者は増加している。定期利用者に関しては128人も利用があったので、通勤通学の利用があったと思われる。2005年を境に定期客は激減しており、このあたりの状況の変化は不明である。相対的に定期外利用者が増えているので、絶対数に変化はない。

  

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