【関西各駅探訪第649回】阪急京都本線長岡天神駅

長岡天神

【特急も停車する学問の神様菅原道真を祀る長岡天神への最寄駅】

阪急京都本線長岡天神駅は、京都府長岡京市にある。当初はラッシュ時のみ急行が停車していたが、後に急行停車駅に格上げされ、現在は特急停車駅となっている。駅名となっている長岡天神は駅から西へ700mほどの距離にある。JR長岡京駅は東へ約1㎞程離れたところにある。

長岡天神

長岡天神駅には昼間時特急と準急がそれぞれ10分毎に停車する。準急は高槻市~河原町間各駅に停車し、長岡天神では普通の役割を果たしている。昼間時に当駅での特急と準急の緩急接続はない。朝ラッシュ時は通勤特急と快速急行が運転されている。概ね16分毎の運転で、通勤特急と快速急行で8分毎の運転を形成している。堺筋準急と普通も同様に16分毎の運転で、当駅にて通勤特急と普通、快速急行と堺筋準急が接続する。夕方ラッシュ時は、通勤特急、快速急行、快速、堺筋準急、普通がそれぞれ20分毎に運転される。通勤特急と普通が接続し、快速急行と快速が堺筋準急と接続する。快速は梅田から高槻市までが準急と同じ停車駅で、高槻市から河原町までは快速急行と同じ停車駅で運転されている。

長岡天神

長岡天神駅は1928年11月1日に新京阪鉄道高槻町~京都西院間延伸とともに開業した。1930年9月15日に新京阪鉄道が京阪電気鉄道に合併され、京阪電気鉄道新京阪線の駅となった。1943年10月1日に京阪電気鉄道と阪神急行電鉄が合併し、京阪神急行電鉄になった。1949年12月1日に京阪電気鉄道が分離されたが、新京阪線は京阪神急行に残留し、京阪神急行電鉄の京都本線となった。1979年3月5日に急行停車駅となった。2001年3月24日ダイヤ改正では特急停車駅となった。2007年3月17日ダイヤ改正からは通勤特急も停車するようになった。

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駅構内はホーム2面4線で、河原町方に渡り線がある。ホーム有効長は平日朝ラッシュ時の10連快急停車のため、18m級車両10両分ある。

長岡天神

駅舎は橋上化されており、ホームから改札へはエレベータ、エスカレータが設置されている。

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改札は1ヶ所で、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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出口は2ヶ所あり、東西に出られる。いずれも周辺の道路は狭いが、近くを走る府道79号線上に阪急バスのバス停がある。

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西口周辺は商業店舗が並んでおり、北側を東西に走るアゼリア通りにも商業店舗が並んでいる。

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東口も駅周辺の道路は狭く、駐輪場が設置されているだけで、ロータリーなどはない。こちら側はコンビニなどの店舗があるが、住宅地が広がっており、南側にはまだ田畑も残っている。

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駅南側の通りにも阪急バスのバス停がある。南側にはスーパーイズミヤの店舗があり、その南側には長岡自動車教習所がある。

長岡天神駅の2016年度1日あたりの乗車人員は15,005人で、うち定期利用者は7,648人となっている。定期比率は51.0%で、定期利用者が半分強を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で18.5%減、定期利用者は13.7%減、定期外利用者は23.0%減となっており、定期外利用者の落ち込みが大きい。

  

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