【摂津市待望の中心駅も優等列車は全て通過】
阪急京都線摂津市駅は大阪府摂津市にある。2010年に開業した新しい駅で、それまで大阪モノレールの摂津駅が摂津市の玄関口になっていたが、当駅も摂津市の中心駅として位置づけられるようになった。普通のみが停車する駅で、近くにはJR千里丘駅があり、競合関係にある。千里丘駅は北へ徒歩10分ほどの距離にある。なお、大阪モノレール摂津駅は南へ徒歩15分ほど離れたところにある。電車は昼間時は普通が毎時6本10分毎の運転、平日朝ラッシュ時下り淡路方面へは7時台に9本、8時台に10本が運転されている。平日夕方ラッシュ時上り河原町方面へは18時台に9本、19時台に8本が運転されている。摂津市駅は2010年3月14日に開業した。
駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は18m級車両8両分ある。
カーボンニュートラルステーションの思想で、太陽光発電により駅の照明の電力が賄われ、当駅から排出されるCO2は通常よりも50%強カットされている。ホーム照明には、阪急では初めてLED照明が本格的に採用された。また、ホーム側壁の代わりに緑の葉で覆い日よけにしている。
上下ホーム間には地下道がある。エレベータが設置されており、バリアフリーに対応している。駅のホーム上にはコインロッカーも設置されている。
改札は2ヶ所あり、上下ホームそれぞれにある。下りホーム側は有人改札でこちらがメインの改札になっている。
ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されており、改札外には売店もある。
西改札は上りホーム側改札にあり、無人化されている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。
出口も2ヶ所で、下りホーム側の東口がメインとなる。
東口にはロータリーが設置され、駐輪場なども整備されている。阪急が直営するレンタサイクルもある。
東口側は駅設置とともに再開発された高層住宅が建ち並んでおり、これらの中心に駅がある形になっている。
西口は上り線側にあり、こちら側は近くに川が流れており、駅前は非常に狭く、車の乗り入れはできない。
摂津市 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 6,219 | 3,312 | 2,907 | 53.3% |
2010年度 | 3,091 | 1,132 | 1,959 | 36.6% |
対10年度比 | 201.2% | 292.6% | 148.4% |
摂津市駅の2016年度1日あたりの乗車人員は6,219人で、うち定期利用者が3,312人となっている。定期比率は53.3%で、定期利用者が50%強ある。開業年の2010年度と比較すると全体で101.2%増、定期利用者は192.6%増、定期外利用者は48.4%増となっており、大幅に増加しており、今後も増加が期待される。もっとも競合する千里丘駅の2016年度1日あたりの乗車人員は19,652人となっており、微減傾向にあるとはいえ、大きな差があるのが実状であり、利便性もJR千里丘駅の方が高い。