【特急も停車する養父市の中心駅は全但バスの本拠地】
JR山陰本線八鹿駅は兵庫県養父市にある。特急停車駅で、全但バスの本社があり、当駅前にあるバスターミナルからは湯村温泉をはじめ、各方面へのバス路線が発着しており、高速バスも発着している。
特急は概ね毎時1本運転されており、京都方面へ向かう特急きのさき、大阪方面へ福知山線経由で運転される特急こうのとり、大阪方面へ播但線経由で運転される特急はまかぜが運転されている。普通も毎時1本の運転で、朝夜には福知山で特急と連絡するリレー列車も運転されている。八鹿駅は1908年7月1日に官設鉄道の和田山からの延伸とともに開業した。1909年7月10日に豊岡まで延伸し途中駅となり、同年10月12日には播但線の駅となった。1912年3月1日には線名改定が行われ、播但線から山陰本線の駅に変わった。
駅構内はホーム2面3線で、下り豊岡方面行きホーム側に駅舎がある。上りホームが島式ホームになっており、1番線が副本線、2番線が本線となっている。
上下ホームは跨線橋で結ばれているが、エレベータの設置はなく、バリアフリーには対応していない。
改札は1ヶ所で、西側にのみ出られる。有人改札で、自動改札機の設置はないが、自動券売機は設置されている。
特急停車駅のため、みどりの窓口が設置され、特急券などを購入することができる。
出口も1ヶ所で西側に出られる。駅前にはバスターミナルがあり、全但バスの路線バスと高速バスが発着している。
近くには全但バスの本社や車庫があり、ここは駅よりもバスターミナルの方が活気づいている。
駅東側には円山川が流れており、国道312号線が走っている。駅の前には八鹿浄化センターがあり、そこにある噴水をホームから見ることができる。
八鹿 | 乗車 | |||
年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 556 | 387 | 169 | 69.6% |
2006年度 | 743 | 509 | 234 | 68.5% |
対06年度比 | 74.8% | 76.0% | 72.2% |
八鹿駅の2016年度1日あたりの乗車人員は556人で、うち定期利用者は387人となっている。定期比率は69.6%で、7割近くが定期利用者となっている。山陰本線の特急停車駅クラスでは、和田山や江原よりも利用者は少ない。10年前の2006年度と比較すると全体で25.2%減、定期利用者は24.0%減、定期外利用者は27.8%減となっている。