【天空の城竹田城址人気で特急はまかぜも停車する】
JR播但線竹田駅は兵庫県朝来市にある。天空の城で有名な竹田城址への最寄駅で、特急はまかぜ1・4号が停車し、3・6号も行楽シーズンに停車する。列車は毎時1本の運転が基本だが、昼間時は2時間ほど間隔が空く時間帯もある。
竹田駅は1906年4月1日に山陽鉄道新井~和田山間延伸とともに開業した。同年12月1日に国有化された。1909年10月12日に路線名制定により播但線の駅となった。1973年4月1日に無人化された。2016年3月26日ダイヤ改正で特急はまかぜ1・4号が通年停車となった。
駅構内はホーム2面2線で、かつて2面3線の構造だったため、2面2線としてはイレギュラーな線路配置になっている。
ホーム有効長は6両分あり、特急はまかぜの停車に対応している。
上下ホーム間には陸橋があるが、エレベータの設置はなくバリアフリーには対応していない。
改札は1ヵ所で簡易委託駅となっており、切符の販売などが委託されている。自動改札機、自動券売機の設置はない。
駅舎内には待合室があり、観光案内所やコインロッカー、自動販売機などが設置されている。
駅舎内にはわだやま観光案内所がある。
出口は1ヵ所で駅東側に出られる。
駅前は広く、バスやタクシーが乗り入れできる。全但バスの路線バスが乗り入れており、タクシーも数は少ないが常駐している。
駅周辺は観光地らしく風情のある街並みが広がっており、天空の城竹田城への玄関口といった様相になっている。
竹田城址は駅の西側にあり、駅西側に登山道の入口があるが、駅西側には出られないため、踏切を渡ってのアクセスとなる。
竹田 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 173 | 108 | 65 | 62.4% |
2006年度 | 141 | 117 | 24 | 83.0% |
対06年度比 | 122.7% | 92.3% | 270.8% |
竹田駅の2016年度1日あたりの乗車人員は173人で、うち定期利用者は108人となっている。定期比率は62.4%で、定期利用者は6割超となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で22.7%増、定期利用者は7.7%減、定期外利用者は170.8%増となっており、定期外利用者が3倍増近くに増えている。竹田城址ブームで利用者が増加したものと思われる。