【関西各駅探訪第662回】JR神戸線新長田駅

新長田

【鉄人28号も出迎えてくれる靴の街】

JR神戸線新長田駅は神戸市長田区にある。地下鉄西神山手線、海岸線と連絡しており、神戸市内西部の結節点となっている。普通のみが停車する駅で、電車線のみにホームがあり、列車線にはホームはない。兵庫方で方向別複々線から線路別複々線に変わるため、電車線と列車線が立体交差している。普通は昼間時毎時8本が運転され、概ね7~8分毎の運転となっている。平日朝ラッシュ時上りは概ね4分毎の運転で、7時台に12本、8時台に10本が運転されている。平日夕方ラッシュ時は昼間時と同じく毎時8本の運転となる。新長田駅は1954年4月1日に兵庫~鷹取間に新設開業した。JR発足後の1995年1月17日の阪神淡路大震災では駅舎が被災し、1月30日に線路は復旧したものの、駅の営業はできないため当駅は通過する処置が取られた。同年3月9日には仮設駅舎で営業を再開した。翌1996年4月3日に新駅舎が完成し、エレベータ、エスカレータも設置された新しい駅に生まれ変わった。

新長田

駅構内は対向式ホーム2面2線で、先述したように電車線にのみホームがある。ホーム有効長は20m級車両8両分ある。

新長田

ホームは盛り土の上にあり、高架駅のような形態になっている。

兵庫~新長田

列車線は駅東側で電車線の下をくぐり、北側を通過している。列車線には単線も並行して走っている。これは和田岬線とつながる側線で、川重兵庫工場からの出場に使用される線路だ。

新長田

ホームから改札がある地上へはエレベータ、エスカレータが設置されている。

新長田

改札は有人でICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

新長田

出口は南北2ヶ所ある。この他に地下鉄新長田駅につながる地下連絡道がある。

新長田

南口がメインで駅前には広場があり、ロータリーが整備されている。南側には商業施設があり、西側には鉄人28号のモニュメントがある。

新長田

北口は新長田地下鉄ビルなどがあるが、ロータリーなどはない。北側には駐輪場が整備されている。

新長田駅の2016年度1日あたりの乗車人員は22,013人で、うち定期利用者は14,120人となっている。定期比率は64.1%で、7割弱が定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で7.2%増、定期利用者は7.1%増、定期外利用者は7.3%増となっている。

  

鉄道コム

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