【関西各駅探訪第1088回】阪急京都本線相川駅

相川

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【かつては京阪吹田駅だったが今では朝夕には通学生で賑わう駅】

阪急京都本線相川駅は大阪市東淀川区にある。神崎川と安威川の中州にあり、安威川の対岸が吹田市になっている。JR吹田駅まで徒歩15分ほど、阪急吹田駅まで徒歩20分ほどの距離にあり、東淀川区だけでなく吹田市からの利用も見込める駅となっている。京阪時代には京阪吹田の駅名だった。

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電車は普通のみが停車し、データイム毎時6本の運転で、半数が淡路から天下茶屋方面に直通する堺筋線直通電車となる。平日朝ラッシュ時下り梅田方面行き7時台に天下茶屋行きが5本、梅田行きが7本運転されており、天下茶屋行きは3本が当駅始発となっている。平日夕方ラッシュ時上り19時台には10本が運転されている。大阪メトロ堺筋線の東吹田検車場が正雀方にあるため、当駅始発の電車の設定がある。

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相川駅は1928年1月16日に新京阪鉄道淡路~高槻町間開通と同時に吹田町駅として開業した。1930年9月15日に京阪電気鉄道に合併され、京阪電気鉄道新京阪線の京阪吹田駅となった。1943年10月1日に京阪神急行電鉄に合併され、吹田東口に改称された。1949年12月1日に路線名が新京阪線から京都本線となり、同線の駅となった。1954年5月1日に相川駅に改称された。1969年に待避設備が設置された。

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駅構内は築堤上にあり、ホーム2面4線となっている。ホーム有効長は18m級車両8両分ある。

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ホームから改札がある地上へはエレベータが設置されている。

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改札は2ヶ所あり、東改札が有人となっている。ICカード対応の自動改札機と自動精算機、自動券売機が設置されている。

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西改札も同様にICカード対応の自動改札機と自動精算機、自動券売機が設置されている。

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出口も2ヶ所で東西に出られる。東口がメインで、駅前には商店街がある。

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駅の東側には大阪高校や大阪成蹊大学、大阪成蹊女子高、大阪成蹊短大などがあり学生の利用が多い。

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大阪成蹊女子高の専用の改札口があったが、現在は閉鎖されている。

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東口には阪急バスが乗り入れているが、駅周辺の道路は狭く、バスの転換用のターンテーブルが設置されている。

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東口からは安威川を渡ると吹田市方面に行けるが、近年再開発で高層住宅が建てられており、周辺の様相も変わりつつある。もっともJR吹田駅の方が大阪方面への利便性は高いため、吹田方面からの流入は少ない。

相川 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 9,383 6,026 3,357 64.2%
2007年度 8,635 4,955 3,680 57.4%
対07年度比 108.7% 121.6% 91.2%  

相川駅の2017年度1日あたりの乗車人員は9,383人で、うち定期利用者は6,026人となっている。定期比率は64.2%で、定期利用者は6割強となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で8.7%増、定期利用者は21.6%増、定期外利用者は8.8%減となっている。

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