【関西各駅探訪第361回】~阪神本線石屋川駅~

【震災で崩壊した高架式車庫は不死鳥のごとく蘇った】

石屋川

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阪神本線石屋川駅は神戸市東灘区にある。阪神本線の神戸方の車両基地である石屋川車庫が併設されている。普通しか停まらないが、以前は準急が停車していたため、ホーム有効長は6両分ある。1905年4月12日に阪神本線開業とともに設置された。1968年4月18日に石屋川車庫が設置された。1995年1月17日の阪神淡路大震災では、高架式の石屋川車庫が大きな被害を受け復旧に時間を要した。

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石屋川駅は高架ホーム1面2線で、本線とは別に車庫へ向かう線路が下り線側にある。ホーム有効長は先述した通り18m級6両分あるが、普通しか停まらないので、18m級4両編成が停まるだけとなっている。

石屋川

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神戸三宮方に渡り線があり、車庫から石屋川駅構内で上り線に入れる構造になっている。

石屋川

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駅の御影方には御影からの留置線が上り線側に延びている。

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改札がある地上からホームへはエレベータが設置されバリアフリーに対応している。

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改札は御影側に1ヶ所のみある。ICカード対応の自動改札機が設置される有人改札となっている。

石屋川

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出口は南北2ヶ所にある。西側を石屋川が流れているため、北口も南口も駅周辺は狭い。

石屋川

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南口には自転車置き場がある。海側には国道43号線と阪神高速神戸線が走っている。

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南側の駅外には売店があり、新聞などを販売している。駅とは独立した形でポツンと売店が設置されているのはなかなか珍しい。

石屋川駅の2016年度1日あたりの乗車人員は3,232人で、うち定期利用者は1,825人となっている。定期比率は56.5%で、近年の傾向からすると定期比率はまずまず高い方と言える。10年前の2006年度と比較すると全体で20.9%増、定期利用者は36.2%増と大幅に増えている。定期外利用者は5.5%増なので、定期利用者の増加が大きい。

  

鉄道コム

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