【関西各駅探訪第334回】~阪神本線野田駅~

【野田阪神、海老江色々あるが、こっちが本物の野田だ!】

野田

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阪神本線野田駅は、大阪市福島区にあり、阪神電鉄本社への最寄駅となっている。野田駅周辺には、地下鉄千日前線の野田阪神駅、JR東西線の海老江駅があり、さらに離れたところにJR大阪環状線の野田駅がある。阪神もJRも駅名は野田となっており、一見すると乗り換えできそうであるが、徒歩10分以上かかるところにある。阪神野田と乗り換えができるのは、千日前線野田阪神駅とJR東西線海老江駅のみと考えるのが妥当で、JR大阪環状線の野田駅は、千日前線では玉川駅での乗り換えとなるので注意が必要である。今後、駅名を見直す機会があれば、阪神、地下鉄、JRの3社で野田阪神に統一した方がいい。もっとも海老江を野田阪神に改名するのは、ほぼ不可能と思われるし、阪神がわざわざ野田に阪神を冠するのもなかなか難しい話だろう。誤解が生じないように大阪環状線の方を、野田玉川とするのが妥当なところではなかろうか。

野田

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野田駅は2面4線の高架駅で、梅田まで2駅の距離にあるが、当駅で普通が特急や急行に追い抜かれる。

野田

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改札は1ヶ所のみで、地上2階に改札があり、3階にホームがある。高架下の地上部にはユニクロなどの店舗が入っている。

野田

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駅南側に駅前広場があるが、ロータリーはなく、バス停は国道2号線沿いと駅北側にある。

野田

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駅北側にはロータリーがあり、阪神バスが各方面に路線を運行しており、高速バスの発着もある。

野田

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駅北側にはイオンのショッピングセンターがある。その隣には阪神電鉄の本社ビルがある。

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阪神本線野田駅には、区間特急以下の電車が停車する。かつては快速急行も停車したが、なんば線開業により尼崎以東への快速急行の乗り入れはなくなった。データイムは急行と普通が10分毎に運転される。下り急行は同駅で普通と緩急接続を行う。急行は尼崎で直通特急、快速急行と連絡しており、神戸方面へのアクセスを確保している。平日朝ラッシュ時上りは、区間特急、急行、区間急行、普通が停車する。区間特急は御影始発、急行は西宮始発、区間急行は甲子園始発で運転。7時台には区間特急3本、急行2本、区間急行3本、普通5本運転されている。8時台には区間特急4本、区間急行5本、普通5本が運転されている。平日夕方ラッシュ時は、データイムと同じく急行と普通が10分毎の運転となる。下りはデータイムと同じく急行と普通が緩急接続を行う。最終電車は、下りが野田発0時34分の普通尼崎行き、急行の最終は野田発0時23分の急行御影行きとなる。上りは野田発0時19分の普通梅田行きが最終で、この電車は高速神戸始発で、神戸三宮発23時32分の直通特急梅田行きと御影で連絡している。

阪神本線野田駅の2015年度1日あたりの乗車人員は15,760人で、うち定期利用者は8,117人となっている。10年前の2005年度と比べると全体で3.9%減少しており、定期利用者は4.4%、定期外利用者は3.3%減少しており、微減傾向にある。

  

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